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ユキアンのネタ倉庫 ハイスクールD×D
ハイスクールD×D 聖剣使いは平和が好き
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「ほう、最後の獲物が自分からやってきてくれるとはな」

「バルパー・ガリレイか。いい歳したおっさんがいつまでもガキみたいな夢を見てるんじゃねえよ。そんなにこいつが欲しいならくれてやるよ」

背負っていた祝福をバルパー・ガリレイに投げ渡してやると困惑しながらも核を抜き取り、白髪のエクソシストの持つ聖剣に移植する。

「へへへ、これで更に聖剣ちゃんがスーパーパワーアップだぜ!!お礼に一思いにクビチョンパしてやんよ!!」

聖剣の能力を引き出して白髪のエクソシストが突っ込んでくる。適合率は28%か。生ぬるいな。透明で姿を消して、天閃で速度をあげ、擬態で使いやすい形にして、破壊で攻撃力を上げる。普通に考えれば恐ろしいのだが

「使い方がなってねえんだよ!!」

剣戟を躱して頭をつかんで地面に叩きつける。頭が地面に埋まり、首の骨が折れているのを確認して聖剣を奪い取る。

「お勤め御苦労。聖剣は返してもらうぞ」

「馬鹿な!?聖剣が破れるだと!?」

「使い手が弱すぎるんだよ。まともに使いこなせてない。こいつなんて3割も力を引き出せてない。だからこうなるんだよ」

「そんな!?では、私の研究は」

「劣化品を作るので精一杯。貴様に見せてやるよ、聖剣の力を100%引き出したときにのみ見られる現象を!!」

6本を束ねた物の全力解放か。初めてだが、バラバラの時は成功しているんだ。要領は同じだ。聖剣の全てを読み取り、力を解放していく。同時に夜の闇を払うかのように周囲から光が聖剣に宿っていく。

「綺麗」

誰が呟いたのかわからない。もしかしたら俺以外の全員が呟いたのかもしれない。

「エクスカリバーはかなり特殊な聖剣だ。人々のこうあって欲しいという思いが集まって生み出された聖剣だ。人の思いこそがこいつの正体」

聖剣という殻を破り、真の姿を表す。光と力そのもの。それこそがエクスカリバーの真の姿だ。剣の形は人が使いやすい姿を取っているだけであり、これこそが真のエクスカリバーと言えるのだ。

「エクスカリバーよ。人々の平和を乱そうとする敵は奴だ。やれ!!」

次の瞬間、光がコカビエルを貫き、何も残さずに消え去る。

「刀身形成」

再び砕けちった殻を纏い、エクスカリバーが聖剣の姿を取る。それを鞘に収めて封印の布で覆う。

「さて、バルパー・ガリレイ。投降するも良し、自刃するも良し、歯向かうのも良し、逃げるも良しだ。俺の仕事は終わったからな。あとは、悪魔に任せる形かな」






「聖剣の回収、お疲れ様でした」

「いえ、二人の教育に失敗しましたので」

「やはりそうですか。今回の件のこともありまして、エクスカリバーはそのまま貴方が全てを所持していてください」


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