第二章
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た。
その彼にだ、ナポレオンは命じた。
「君にその軍を任せる」
「プロイセン軍を追撃する軍のですか」
「そうだ、そうする」
「皇帝、それはです」
グルーシーはすぐにだ、ナポレオンに言葉を返した。
「私ではです」
「適任ではないか」
「はい」
こう言うのだった、自ら。
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