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戦姫絶唱シンフォギア〜海神の槍〜
EPISODE11.人の心はこんなにも弱いけど
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めてもらう。そのつもりだったのに!」
フィーネは響の腹部を強く殴る。
「さっきから聞いていれば、そんな下らない幻想を。そんなことやってもバビロニアの神はお前を認めない!それどころか神はお前からより遠ざかるだけだ!」
フィーネの言葉を聞いたキョウヤはフィーネに対してそう言うが、
「黙れ!貴様もこの小娘も、恋愛一つ知らない小童が何戯言を喚いている!貴様とて、婚約者だなんだと騒いでいるが、聴けばただの腐れ縁。そんな戯言、聞いて赦せるものか!」
フィーネはキョウヤに近づき響を叩きつけ、そのうえで倒れ込んでいるキョウヤを踏みつける。

一方、その頃─
「緒川さん、なんとか私達の無事を響に伝えられませんか?」
未来は二課のメンバーに尋ねる。
「どうやら予備電力が動いているみたいです。それに、スピーカーも電線が繋がっています。これなら、こちらのパソコンから接続出来ます。」
緒川は未来の質問に応え、スピーカーの電源とパソコンを繋ぐ。

「貴様も、この小娘も、私の愛を理解する気が無いくせにからかい、馬鹿にしたな。許すものか!」
フィーネは更にキョウヤと響を嬲り続ける。そして、響の髪を掴み上げる。すると、
『-♪…………よろずの愛を学べ-』
「ん?これは─」
何かの音を聞き取り、キョウヤは反応する。
「そうか!響ちゃん、歌が聞こえる!響ちゃんのことを思っている人の歌だ!だから、その人達の魂の叫びを聞け!」
キョウヤは響に叫ぶ。
『-♪誉れ胸を張る乙女よ 信ず夢を唄にして-』
(歌が聞こえる。とっても暖かい、私の知っている、私の日溜まり。この声、未来の声だ。まだだ私の日溜まりは、帰る場所はある。戦える!」
響の思いは言葉となり、戦意の炎が灯り、フィーネを蹴り飛ばして地面に立つ。
「なんだ、この雑音は!歌か!」
フィーネは聞こえて来るリディアンの校歌を聞き驚く。
「キョウヤさん、ありがとうございます。私、もう迷いません!」
「響ちゃん、もう大丈夫か!-♪I have needful Trident to now-」
「はい!-♪Balwisyall nescell Gungnir tron-」
「-♪Imuteus Ameno habakiri tron-」
「-♪killiter Ichaival tron-」
「-♪My brave Seiryu engetuto to now-」
「-♪By way Hakujun curse-」
響達は聖詠を奏でる。三本の白い光と三本の黒い光は天高く柱の如く輝く。
「何故だ、何故お前は立ち上がれる!異世界の装者達はまだ解る。だがお前の心は確かに打ち砕いたはず。あの歌が原因か?お前が纏うものは何だ?私が授けたものなのか?」
フィーネは立ち上がる装者達に驚きを隠せない。
「よ
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