ドッキリ大作戦
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
いる俺とレオンは、ソフィアがどんな顔をしているのか想像しただけで笑いが止まらない。
「そろそろいいんじゃない?」
「だな。もういいだろう」
充分彼女にダメージを与えられただろうと思った俺たちはグラシアンさんとミネルバさんの協力によって作ったビデオ魔水晶のスイッチを切り、【ドッキリ大成功】と書かれた看板を担ぎ、通信用魔水晶の前に姿を現す。
「イェーイ!!びっくりした!?」
「レオンとシリルからのドッキリでしたぁ!!」
きっと心臓をバクバク言わせているであろう少女に真実を告げる。だが、そこに広がっていたのは、予想を遥かに上回る光景だった。
「あ・・・これヤバイ」
思わずそんな言葉が漏れた。なぜなら、魔水晶から見える人魚の踵の皆さんが、顔を真っ青にして気絶していたからだ。
「全部シリルが悪いよ」
「えぇ!!レオンが提案したんじゃん!!」
ちょっとやり過ぎてしまったらしく、ターゲット以外も気絶させてしまう珍事を起こした俺とレオンは互いに責任を擦り付けあっている。
『貴様ら・・・』
その時、向こうから怒りを露にしている女性の声が耳に届き、恐る恐るそちらを向く。
『この忙しいときに・・・なんてことをしてくれたんだぁ!!』
「「ごめんなさ〜い!!」」
夕食時だったらしく、人魚の踵が経営するレストランは大忙しだったらしいのだが、俺とレオンのせいで全員が気絶してしまい、接客ができなくなってしまった。
その後、カグラさんがお客さんたちに謝罪をし、店を閉じたのだが、今回の責任を取らねばならなくなった俺とレオンは、翌日人魚の踵にお手伝いしに行くことになったのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ