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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
ドッキリ大作戦
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金に箱の蓋が開かれると、定番のバネつきの人形や鳩、紙ふぶき、効果音を発しながらいかにも驚かせようとしている仕掛けがばんばん出てくる。しかし、びっくり箱は不意を突くから効果があるのであって、事前に備えることができた俺には全く効果がなく、一切驚くことなく終わってしまった。

「・・・で?これが何?」

一体何がしたかったのかわからず、仕掛けた少年に視線を向ける。すると、その少年は不発だったにも関わらず、不敵な笑みを浮かべていた。

「え?まだ何かあるの?」

まるで今からが本番と言わんばかりの表情に箱を見ながら念のため身構えておく。しかし、いつまで経っても箱から何かが起きることはなく、改めてレオンに目を向けると、彼の口からとんでもないことが知らされた。

「それを作らせるために闇ギルド一つ潰してきた。さっきの時間で」
「・・・ハァ!?」

少年のありえない言葉にびっくりしました。

「どうだ?驚いただろ?」
「そりゃ驚くわ!!」

誇らしげにびっくりしている俺を指さしながらそう言う氷の神。しかし、これは普通に考えて驚かないわけがない。だってこいつが自宅を開けていた時間は二時間程度。てっきりその時間にこのびっくり箱を作っていたのかと思ったら、まさか闇ギルドを潰してからそいつらに作らせるという行動に出ていたなんて・・・何考えてんだよこいつ。

「なぁシリル」
「何?」

彼のあまりの行動力に言葉を発せないでいると、あちらの方から声をかけてくる。

「俺ら二人だけでドッキリするのは味気ないから、誰かにドッキリ仕掛けない?」

唐突な提案。でも、レオンの行動力があれば面白いドッキリができるのではないだろうか?

「誰にドッキリするの?」

だけど、問題点もある。一体誰にドッキリを仕掛けるかだ。蛇姫の鱗(ラミアスケイル)の誰かに仕掛けるにしても、レオンが一度ギルドに行ったのだから、推測される可能性がある。そうなると、面白い反応が期待できないのではないのだろうか?

「大丈夫、ちゃんと考えてあるから」

親指を立ててニコッと笑みを見せた彼を見て、俺は首を傾げる。彼は誰にドッキリを仕掛けようとしてるんだ?

「ねぇ、誰にドッキリするの?」
「お前も納得してくれるのは、あいつしかいないだろ?」

そう言って手招きをし、家の外に出るように指示する彼の後を追いかける。それからドッキリの準備のために、俺たちは人物の元へと向かった。




















『な・・・なんだお前!?やめ・・・来るんじゃな・・・うわあああああああ!!』

マーガレットの街から離れ、ある人物を訪れている俺とレオン。その人物は、俺とレオンが準備してきたビデオを静かに鑑
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