第17話
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綺麗だね。」
「ああ。それでいて決して遅くはないな。」
「フフ、さすがレンだな。」
「あの娘っていつも自分の事を”天才”って豪語しているだけあって本当に何でも余裕でこなすわよね……」
レンの泳いでいる様子を見て目を丸くしたエリオットの意見にリィンは頷き、ガイウスは感心し、アリサは苦笑しながらレンを見つめていた。
「あはは、けどみんなスタイルがよくて目のやり場に困っちゃうよね。僕以外の男子も……リィンとか引き締まってるしなぁ。やっぱり軍人をやっているだけあって、鍛えられているよね。」
「そ、そうか?」
エリオットに羨ましがられたリィンは戸惑いの表情でエリオットを見つめた。
「ま、まあ……さすがに鍛えてるって感じはするわね。エリオットは……うーん。変に鍛えない方がいいと思うわよ?」
「えーっ?」
一方アリサの意見を聞いたエリオットは不満そうな表情をし
(確かに筋骨隆々のエリオットはちょっと見たくない気が……)
リィンは苦笑しながら心の中でアリサの意見に賛成した。
「あれっ……?リィン、左胸のところ、何かケガでもしたの?」
「えっ……ホントだ。うっすらとだけど……」
「……ああ。これは昔からあるアザさ。ずいぶん昔のものみたいでいつ出来たか覚えてないんだ。」
エリオット達に傷にも見える左胸のアザを見つめられたリィンはアザを見つめて答えた。
「そうなんだ……」
「うーん、よく見たら細かい傷跡もいっぱいあるし。……いいなぁ。男の身体って感じがするよ。」
「うーん、そういうもんか?」
「だから貴方には似合わないから諦めなさいって。」
一方リィン達のように泳ぎ終えたマキアス達も談笑していた。
「くっ、まさか同じタイムだったなんて……つくづく君とは張り合う運命らしいな?」
「フン、俺は別に張り合っているつもりはないが。今のも単に流しただけだからな。」
マキアスに睨まれたユーシスは鼻を鳴らしていつものような澄ました表情で答え
「ぼ、僕だって本気を出したわけじゃないな!」
ユーシスの答えを聞いたマキアスはユーシスを睨んで答えた。
「あはは……」
「……やれやれ。」
二人の様子を見たエマは苦笑し、フィーは呆れ
「ふむ、少しばかり泳ぎ足りない気分だな。」
「レンも。こうして泳ぐのは久しぶりだしね。」
ガイウスの意見にレンは口元に笑みを浮かべて同意した。
「それじゃ、ラウラの分はあたしが計るとしますか。いつも部活で計ってるだろうから必要ないかもしれないけど。」
「いや、お願いする。」
一方全員のタイムを計り終えたラウラは台へと上がった。
「ラウ
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