外伝〜不審商人の調査〜後篇
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可能性が高かったでしょうし。……本当に助かりました。」
尋ねられたロイドは一瞬呆けた後頷き、軽く頭を下げ、ティオは静かな表情で言った後軽く頭を下げた。
「ハハ、そいつは俺達にとっても因縁の相手だったからな。お互い様だよ。」
「おうよ!お前達のおかげで、ようやく俺達もコイツに一矢報いる事ができた!ありがとよ!今夜は祝宴だ!ガッハハハハハッ!!」
ロイドの言葉を聞いたキールは口元に笑みを浮かべて答え、ドルンは笑顔で答えた後豪快に笑った。
「そういう事は今日の仕事を無事終わらせてからにしてくれ。」
「あ……そろそろいかないと、次の配達に遅れちゃう!!」
ドルンの言葉を聞いたキールは疲れた表情で答え、ある事に気付いたジョゼットは焦った様子で言い
「何……!?こうしちゃいられねえ!キール!ジョゼット!行くぞっ!」
ジョゼットの言葉を聞いたドルンは目を見開いた後声を上げ
「ああ!」
「うん!」
ドルンの言葉に二人は頷いた後、”山猫号”に乗り込んだ。
「それじゃあね!機会があったらまた会おうね!」
飛行艇のハッチの側にいるジョゼットはロイド達を見つめて笑顔で言い
「はい……!ジョゼットさん達もお元気で……!」
「今日は本当にありがとうございました……!」
ジョゼットの言葉にティオとロイドは答えた。そしてジョゼットはハッチの中へと入って行き、”山猫号”は離陸してどこかに飛び去って行った。
「とても気持ちのいい人でしたね……」
「……それに人生を滅茶苦茶にされ、莫大な借金を負わされているのに、彼らの目は凄く活き活きとしていたな……」
「ええ……あの気持ちのよさ……何だかエステルさんを思い出すわね……」
ジョゼット達が去るとノエルとリィンは口元に笑みを浮かべて呟き、二人の言葉に頷いたエリィは微笑んでいた。
「………リドナ―を拘束した後、誰か見張りを立てて、村長たちの様子を見に行こう。」
ロイドは静かな笑みを浮かべた後提案し
「だったら、私が見張っておくわ。」
「わかった。俺達が戻ってくるまで頼むよ、ルファ姉。」
ルファディエルの申し出を聞いたロイドは頷いた。その後リドナ―を拘束したロイド達は拘束したリドナ―と見張りのルファディエルを村の出入口付近に残した後、村長の家に向かい、村長達にリドナ―を拘束した事やその経緯を説明した。
〜アルモリカ村〜
「諸君、よくやってくれた。おかげであの詐欺師の魔の手から村が救われたよ。」
「いえ。俺達だけではリドナ―を取り逃がすところでした。ジョゼットさん達の功績が大きいですよ。」
村長の言葉にロイドは謙遜した様子で答え
「”カプア特急便”ですか……
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