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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜不審商人の調査〜後篇
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「ああ、行くぞっ!!」

「俺達カプア一家の”絆”を思い知れっ!リドナ―!!」

ジョゼットの号令に二人は頷いた後

「「「ワイルドキャット!!」」」

3人で協力技を放って、魔獣達全てを滅した!



「バ……バカな……バカなあああああああああ…………!!猟兵の使役する魔獣だぞ!?自治州の警察やまんまと騙された馬鹿な貴族ごときに……!!」

戦闘が終了するとリドナ―は信じられない表情で叫び

「フフ、見くびってもらっちゃ困るね。」

「ま、猟兵の魔獣だからって素人に使いこなせるモンじゃねぇってこった。諦めて、お縄につくんだな。」

ワジは口元に笑みを浮かべて答え、ランディは真剣な表情で答えた。するとその時

「さあてと………覚悟はいいか?リドナ―!」

「……今更親父から受け継いだ遺産や麦畑をだまし取ったあの件を蒸し返すつもりはねえ。だが……一発は殴らせてもらうぜ!」

「ボク達カプア一家を騙した事……絶対に許さない!」

ドルン、キール、ジョゼットのそれぞれが武器をしまって怒りの表情でリドナ―を睨みながら近づき

「ひっ………!」

ドルン達に睨まれたリドナ―が悲鳴を上げたその時、ドルン達はそれぞれの拳でリドナ―の顔面を同時に思い切り殴った!

「ガッ!?…………………………………」

ドルン達に殴られたリドナ―は鼻血を出し、さらに顔に痣を作って気絶すると共に地面に倒れた!

(う、う〜ん……警察の立場からしたら、ジョゼットさん達の行動は見逃せないけど……)

ドルン達の行動を見たロイドは疲れた表情をして呟いたが

(そのぐらいは大目に見てあげなさい。自分達の人生を滅茶苦茶にした相手を”たったあれだけ”ですませたのだし、第一先に仕掛けてきたのはリドナ―の方よ。)

(……そうだな……………それに彼女達のおかげでリドナ―を取り逃がさずにすんだしな……)

静かな笑みを浮かべたルファディエルの小声の言葉にロイドは頷いた後苦笑した。

「”赤い星座”との関係は取り調べでみっちりと喋ってもらいましょう。クロスベルから追放された彼らの情報が何かわかるかもしれません。」

「あー、そいつはあんまし期待できねえかもな。所詮は取引相手ってだけだろうし……ロクな情報は持ってねえと思うぜ。」

「そうか……」

そしてティオが呟いた言葉に疲れた表情で答えたランディの話を聞いたロイドは重々しい様子を纏って頷いた。

「さてと…………後は君達がコイツをしょっぴいてくれるんだよね?」

一方ジョゼットはロイド達に振り向いて尋ね

「あ……はい。リドナ―の逮捕のご協力、ありがとうございました。」

「ジョゼットさん達の協力がなければ、あのまま取り逃がしていた
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