外伝〜不審商人の調査〜中篇(後半)
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る詐欺の手口なんじゃろう。」
「”詐欺師”―――ミンネス。あなたの詐欺容疑は明白だ。その上、エレボニアで詐欺を働いた容疑者と同一人物である可能性も高い。」
「叩けばいくらでもホコリがでそうじゃねえか。」
「その男がリドナ―って事を証明したいなら、そいつに騙されたボクやドルン兄達が証明してもいいよ。」
「是非、詳しく話を聞かせていただきましょう。……警察本部の取調室で。」
そしてロイド達がリドナ―を睨んだその時
「……クッ……お……おのれ……おのれええええええええええっ…………!私が……完璧な仕事を信条とするこの私が……こんな……青二才どもにッ!!」
「ミ、ミンネスさん……」
リドナ―は怒りの表情で叫び、デリックは驚きの表情でリドナ―を見つめていた。
「……フン、いい気にならないでいただきましょうか。悪いが、こんなことで捕まってやるつもりは毛頭ないのでね。」
少しの間黙っていたリドナ―は鼻を鳴らした後不愉快そうな表情で答え
「なに……!?」
「……………!」
リドナ―の答えを聞いたロイドが驚き、ジョゼットが警戒したその時!
「―――来い、獣ども!」
リドナ―は大声を上げた!すると運搬車から数体の装甲を身に纏い、さらに口に短剣を加えた大型の犬が現れ、ロイド達を包囲した!
「う、うわあああ!?」
それらを見たピートは悲鳴を上げ
「ま……魔獣!?」
「しかもかなり訓練されているみたい……!」
ロイドやエリィは仲間達と共に武器を構えて驚き
「メンフィル軍の情報にあった”結社”が連れていたという装甲獣とどこか似ているぞ……!?」
「しかもこいつら……”結社”が連れていた魔獣より強そうだよ!?」
剣を構えたリィンは厳しい表情で言い、導力銃――――『ワイルドキャットΩ』を構えたジョゼットは警戒した様子で言い
(こいつら、まさか……!?)
ランディは目を細めて犬達を睨んだ。
「……う、あ………」
一方デリックは恐怖のあまり、動けなくなり
「デ、デリック!!」
「そ、村長!危ないです!!」
デリックの様子を見た村長は声を上げ、ハロルドは村長に警告した。
「あなたは……自分がなにをしているかわかっているのですか!?」
「ええ、わかっていますとも。ああ、間違っても戦おうなどと考えないことですな。デリックさんや村人たちに怪我をさせたくなくばね。」
「くっ………」
「さあ、道を空けたまえ。」
リドナ―の言葉を聞いたロイド達は悔しそうな表情をしながら道を空け、リドナ―はロイド達の横を通り過ぎ
「ふふ、それではおさらばです。もう会う事もありますまい。」
ロイド達に
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