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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
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についてすごく興味がわいてしまって、ついパンフレットを取り寄せたのよね。実家の私の部屋の本棚に置いてあるはずだけど……って、ダメよね。流石にそんなパンフレットなんかじゃ……」

ランディに尋ねられたエリィは顔を赤らめた後気を取り直して答え、そしてある事に気付いて溜息を吐いた。



「いや、もしかしたらと言うこともありうる。会社の正式な資料となれば、何かしら、ミンネスという男の言葉と矛盾する内容が見つかるかもしれない。念の為調べてみるといいんじゃないかね?」

するとその時イアンが提案した。

「そうですね……一応エリィの家にも行ってみます。後はそのジョゼットさんにもできれば話を聞きたいけど……ティオかリィン、頼めるか?」

イアンの提案に頷いたロイドはティオやリィンに尋ね

「俺は正直、難しいと思うぞ?会ったのは1回きりだし。ティオの方がまだ、可能性はあると思うが。」

尋ねられたリィンは疲れた表情で答えた後ティオに視線を向け

「ふう……わかりました。一応、頼んでみます。」

視線を向けられたティオは溜息を吐いた後言った。

「……イアン先生、貴重なお話をありがとうございました。おかげで捜査方針がまとまりそうです。」

「うむ、少しは役に立てたようで何よりだ。……確か、君達は今ハロルド君の家を拠点に捜査をしているんだったね?」

「ええ、そうですけど……」

「なに、今回の事件……時間の許す限りは手伝わせてもらおうと思ってね。なにぶん忙しい身なので、そこまで役には立てないだろうが。」

「いいえ、そんな……とっても心強いです!」

「プロフェッショナルがいるなら百人力だねえ。」

イアンの申し出を聞いたエリィは笑顔で答え、ワジは口元に笑みを浮かべて言った。

「ふふ、あとで顔を出すから君達も捜査のほうをがんばってくれたまえ。」

「ええ、ありがとうございます。……それじゃあ、早速捜査に当たるとしよう。IBCで資金繰りを調べ、ミンネスの計画の裏を取る……そして、参考程度にマクダエル邸にある資料を調べて、彼の言葉との齟齬を探してみる……調査するのは以上の2つのポイントだ。……後は可能なら空港にいる”カプア特急便”の人に何とか頼んでジョゼットさんに話が聞ければいいな。」

「了解です……なんとしても証拠を挙げましょう!」

その後法律事務所を出たロイド達は行動を開始した…………………
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