暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第31話「トーナメントに向けて」
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「まぁ、次出かける際の外出届を提出する時にでも謝っておくさ。」

  なんだろう。桜さん、全然反省してないような...。

「あ、そうだ。桜さん、トーナメントについてですけど...。」

「ん?ああ、俺だけソロなんだろ?わかってるわかってる。」

「いつの間に...。」

「大体予想してた。」

  ....あー、そういえば桜さんのソロ縛りは千冬姉の私怨もあったっけ?
  まさか、誘導してたのか...?...考えすぎか。

「それじゃ、トーナメントでは期待してるぞ。」

「あ、はい。」

  そういってすぐどこか行ってしまったので、俺の返事もどこか拍子抜けになった。
  ...相変わらず嵐のような人だな。

「...いちいち気にしてもしょうがないか。」

  桜さん、そういう人だし。









       =桜side=





「....おっ、いたいた。デュノアー!」

「え...?桜さん!?」

  秋十君たちの特訓でも見てたのか、アリーナからそう遠くない場所にいたデュノアに声をかけると、案の定驚かれた。

「えっと...会社の方は...。」

「あー、あれ?大体計画は立てたから実行するだけ。ちょっと間が空いたから報告にね。」

「そ、そうなんだ...。」

  ...っと、伝える事伝えておかないとな。またすぐに行かないといけないし。

「多分、トーナメント辺りで色々起こるから、デュノアはトーナメントに参加できないよ。」

「ええっ!?」

「いやぁ、時期をずらしてもよかったんだけどねぇ...。」

  束が取り返しがつかなくなる前にって急いだ結果、この時期になった。

「悪いね。せっかくの一大イベントなのに。」

「あ、いや、別にいいけど...あんまり悪びれてなくない?」

「あはっ、ばれたか。」

  デュノアもこの短期間でわかるようになったね。

「じゃ、俺はまた行かなきゃならんし。」

「あ、うん...。」

  パッと来てパッとどこかに行く感じになったけど、致し方ない。
  ...とりあえず、千冬の所にでも行っておくか。









       =一夏side=





「えっと...一夏、トーナメントは専用機持ち同士は組めないんだよ?」

「は?え...?」

  あいつらのせいで散々原作と違う状態だったので、せめてシャルとペアになっておこうと思い、誘ったのだが、なぜかそう言われた。

「...ルール見てないの?そう書いてあるんだけど...。」

「え、あ...み、見落としてたわ...すまん、すまん...。」

 
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