第2章:異分子の排除
第31話「トーナメントに向けて」
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しっかり利用すれば、もっといい動きができるだろうしな。」
まぁ、鷹月さんは結構筋がいい方だと思うがな。
...一応、武術関係や銃関係の心得はないんだろ?その割には動きがいい。
「とりあえず、今日は展開速度の底上げと、ISによる動きに慣れようか。」
「了解。えっと具体的には...。」
「まず、展開速度を上げるには、イメージも必要かな。慣れればアニメとかみたいに手元に出現させるなんて事ができるけど、最初の内は何かの動きに合わせた方がやりやすい。」
俺も最初は剣道で竹刀を構えるようなイメージだったな。
「ブレードだと居合い抜きとか、鞘から抜く感じがいいと思うな。」
「...ドラマとかアニメでやっている感じ?」
「そうそう。そういうイメージで展開してみればやりやすいぞ。」
飽くまで例えの一つだから、これでダメなら他のを考えるが...。
「あっ。」
...どうやら、そこまで心配する必要はないみたいだ。すんなり展開できた。
「...ブレードはできたけど...ライフルってどんなイメージを...。」
「ハンドガンなら西部劇とかの早撃ちのイメージが使えるけど、ライフルはなぁ...。俺も背中に背負っているイメージだから、ブレードと違ってどうしても遅くなるんだよな...。」
俺も銃を構えるイメージと慣れでだいぶ早くできたが、教えるのにはやりづらい。
「うーん...あ、そうだ。ライフルで狙いを定めるようなイメージで展開は?」
「えっと....あ、やりやすい...かな?」
どうやら、いい感じのイメージだったようだ。
「じゃ、後は慣れも必要だから...次は動き回りながら展開の練習だ。」
「うん!」
一つ一つを確実にやっていく。
トーナメントまでまだ日にちがあるとはいえ、期間は知れてるからな。
基礎を固めておいた方が効率はいいかもしれん。
「....ふぅ...。」
あの後、鷹月さんは目に見える速度で上達し、余程なレベルの相手...それこそ代表候補性に匹敵するような腕前の人が相手じゃない限り、展開速度なら互角に迫る程になった。
ISの動きにもだいぶ慣れたようで、明日からまた別の事ができそうだ。
「お疲れ。ほい。」
「あ、ありがとうございまs......えっ?」
スポーツドリンクが差し出され、受け取ると同時に驚いて振り返る。
「桜さん!?いつの間に!?」
「いやー、一段落ついたから戻ってきたんだよ。またすぐに出かける事になるだろうけどな。」
つまり様子を見に戻ってきたと...。
「千冬姉に謝っておいてくださいよ?でないとまた...。」
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