第2章:異分子の排除
第31話「トーナメントに向けて」
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。ユーリは...立候補した人がそれなりにいて、今日の放課後決定するみたい。」
「...なんか、誰がふさわしいかとか決めるらしいです。」
「...ユーリも大変だな...。」
四組では完全にマスコット扱いらしいし、色々あるのだろう。
この前上の学年(というか姉)に勝ったのもあって、人気も上昇しているみたいだし。
「セシリアはどうなの?」
「確か...同じイギリスの子と組むって言ってたな。」
「あー、やっぱそうなるのかぁ...。」
そこから、鷹月さんも交えて楽しく昼食を過ごした。
...周りから鷹月さんが羨望の眼差しで見られてたけど。
また変な噂とか出ないよな?
「...まずは何をするの?」
放課後、俺たちはアリーナを借りてトーナメントに向けて特訓していた。
「あー...そうだな。模擬戦の許可も取ってあるし、ちょっと全力で来てくれ。」
「えっ?...戦うの?私と篠咲君で?」
「まぁな。実際に戦った方がお互いの実力がよくわかるだろ?」
「確かに...。」
俺の言う事に納得がいったのか、鷹月さんはとりあえず構える。
「じゃあ...来い!」
「....行くよ!」
鷹月さんの使うISは“ラファール・リヴァイヴ”。
デュノア社が開発した第3世代にも劣らない量産機だ。
「っと!!」
鷹月さんは俺から距離を取りながらライフルを展開し、それで撃ってくる。
まだISを使いこなせていない節があり、展開のスピードも狙いも甘かった。
俺は飛んでくるライフルの弾を、当たりそうなのは弾きつつ避ける。
「(...なるほど。接近戦とか、精密射撃はまだできないから数で攻めてきたか。)」
俺に近づかれないようにしつつ、ライフルで乱射してくる。
とにかく撃ちまくれば、どれだけ下手でも...それこそ本音並の命中率の低さでも当たるだろうしな。....いや、本音の場合それでも外しそうだ。
「(...っと、防いでるだけじゃダメだな。まずは...遠距離戦から!)」
ライフルの攻撃を一度大きく避け、その間に俺もライフルを展開する。
この戦いは鷹月さんの実力を見る戦い。遠距離近距離両方やらないとな!
「(セオリーな戦い方で、どんな動きか見極める!)」
ライフル弾を避け、逆に俺が反撃として撃つ。
それを鷹月さんは危なげながらもなんとか躱す。
「(言ってはあれだけど、射撃精度、回避技術共に並程度か...。まぁ、俺よりはマシだな。)」
それを見て、俺はそんな判断を下す。
少なくともISに慣れていない頃の俺よりはマシな動きだ。
「じゃ、
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