SIDE:A
第六話
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の『未』を作り、手裏剣にチャクラを送ると。
数十枚の手裏剣の側面に仕込んだ起爆札が反応し連鎖爆発を起こした。
一瞬の閃光とともに土の壁は爆音とともに内側から吹き飛ぶその光景に、ドヤァっと再度胸を張った。
「うん、今度はちゃんと控えめだね」
「この術は実戦でも有効ね」
「むぅ、ちと地味じゃないかの?」
父さんは先の術と比べて大人しめだったためホッとしている様子だった。
そしてクーちゃん。一人だけ不満そうなあんたはやっぱ派手好きなんやね。
「それで? この手裏剣影分身の術 壱式・手裏剣爆撃陣は難易度だとどのくらいになるの?」
「う〜ん、そもそも手裏剣影分身が習得難易度Aランクだからねぇ。使えるのは僕と開発者の三代目だけだと思うし。それにプラスして雷遁の形質変化も加えるとなると、A+といったところかな? 起爆札は折りたたんであるのかい?」
「うん。六つ折りにして側面に貼り付けてあるよ。いやーこの手裏剣影分身の術って便利だよね。手裏剣そのものじゃなくて、付随してるものも一緒になって分身になるんだもの」
「そうだね。だからこその難易度Aなんだけどね。禁術指定のはぶっちゃけ螺旋丸だし……。しかも異なる属性を使い分けるとか僕でも出来ないんだけど? 螺旋丸って教えてないはずだよねまだ」
なんでそんな簡単に習得できちゃうのかなぁ、と頭を抱える父さん。ごめんね、【創造忍術ノート】ってイメージと設定さえしっかりしていれば結構融通が利くチートアイテムなんですわ。
某ゲームのキャラが使う奥義『双腕・零次収束』は陰と陽みたいなエネルギーを片手に溜めてそれを投げ放ち、反発する力で敵を爆砕する。みたいな技だと俺は解釈している。実際は違うかもしれないが。
それを再現しようと四苦八苦した結果生まれた設定が。
イメージ → 元ネタのままだが術者は宙に浮かない。反発する属性のチャクラを利用し、着弾時はそのチャクラの色を合わせた光が包むと同時に大爆発が発生する。
有効範囲 → 着弾場所から半径百メートル。
である。他にも印など細かな設定があるが、大きな意味を持つのは上記の二つだ。ちなみに消費するチャクラ量はどの創造忍術でも同じであるようで、大体体感的には影分身の二倍の消費量といったところ。他の人が使えば即ガス欠間違いなし。ちなみにあの球体チャクラは螺旋丸のようで違う何かです。螺旋丸使えないもの。
それと【努力するほど成長する才能】のお陰で修行が楽しいのも理由の一つだろう。日に日に実力が身についていくのが実感できるから修行に身が入るのだ。
父の背中が煤けて見
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