機動戦艦ナデシコ
1409話
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訳ではないと思う。
続編とかで、いわゆる超展開とかそんな感じになって失敗するのは、大抵が映画を作る立場の人間が原作の方に詳しくなかったり、理解が足りなかったりするが故だ。
特にゲキガンガーは100年以上前のアニメなのだから、当然十分に理解している者はそれ程多くはないだろう。
冗談でもなんでもなく、ヤマダが現在地球で最もゲキガンガーに詳しい人物だという可能性は十分にある。
そのヤマダが満足するような作品になるのであれば、ゲキガンガーの数少ないファンも十分に満足する作品になる……と思う。
「なるほど。彼程にゲキガンガーに詳しい人はそう見つける事は出来ない。そう考えると、アクセルの考えは決して間違っているって訳じゃないかも」
アカツキも俺の考えを悟ったのか、納得するように頷く。
実際問題、ゲキガンガーを理解するという意味ではヤマダ以上の人材を見つけるのが難しいのは事実だ。
……もっとも、逆に拘りが強くなり過ぎてしまうという可能性もあるが……まぁ、その辺に関しては色々と考える必要があるだろうが。
「さて、どうだ? お前のゲキガンガーに関する愛が試されているが、それを引き受けるかどうか……お前の判断を聞こうか」
そう告げると、ヤマダは難しい顔で悩む。
実際問題、俺であっても迷うかもしれないが……ヤマダがどう判断するのかは、今の時点で何となく予想出来ていた。
それはアカツキも同じだったのだろう。
特にヤマダを急かすような真似をせず、そして……数分後、ヤマダは口を開く。
「すぐには決められない。少し時間をくれないか?」
そう、告げるのだった。
勿論結果は分かっている以上、俺とアカツキはそんなヤマダに頷きを返す。
そして……この数日後、ヤマダは今回の件引き受けると連絡をしてくる事になる。
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