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アインクラッド篇
movement V 迫り来る狂気の行進曲
剣聖の怒り
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フィールドに出てすぐ、最初のモンスターとエンカウントした。別にそのこと自体はなんの事はない、ごく自然なことなのだが………
「ぎゃ、ぎゃああああああ!?な、なきこれーーーー!?気持ちワルーーー!?」
シリカの叫びが木霊する。
「や、やあああ!!来ないでーー!!」
エンカウントしたモンスターは《サンフラワー・マンイーター》。ひまわりみたいな花に口がついていて、にゅるにゅる触手が伸びている人食い花だ。
うーん、女子にはやっぱり厳しいかな?ソラもはじめてここに来た時は似たようなことしてたし。
「大丈夫だぞー。その花の下のちょっと太くなってるトコ落とせば一撃で……」
「気持ち悪いんですーーー!!」
うん、気持ちは分かる。だけどここを越えないと―――――
「そいつで駄目ならこの先大変だぞー。花が沢山ついた奴とか食虫植物みたいなのとか、ぬめぬめの触手が山ほど生えた奴とか……」
「いやあああああ!!!」
おい、キリト。事実だがここで言ったら最悪だろうか。ほら、めちゃくちゃにソードスキル繰り出して捕まっちゃってる。ああ、駄目だ。逆さまに吊るされて………ん?逆さま?
逆さまにされるということは重力が頭の方に働くということ。そして今シリカはスカートを履いている訳で………
そこまで考えて俺は後ろを向いた。このままだと非常に良くない状況になる。キリトだけならいい感じのちょいエロイベントで終わるんだろうが俺は駄目だ。
「あ、アマギ………」
「さーて、他のモンスターが寄ってくるっぽいからなー。ちょっと一掃してくるわー。」
「あ、オイ!」
スタコラサッサと逃げ出す俺の背後で、モンスターの断末魔と微妙な沈黙が訪れた。
シリカsight
もうすぐ思い出の丘の頂上につく。どうにか無事に着けそうだ。途中イソギンチャクみたいなモンスターの触手にぐるぐる巻きにされた時は死ぬかとおもったけど。
それにしても、キリトさんもアマギさんも強い。特にアマギさんなんか、道中めんどくさいからとか言って、エンカウント前のモンスターを索敵スキルで捉えては投げナイフで仕留める、という事を繰り返していた。しかもどれもが見たことも無いような高位ソードスキルばかりだ。
マナー違反と知りつつ投剣スキルの熟練度を聞くと、あっさりとマスターしているという返答があった。メイン武器以外のスキルをマスター、それも投剣なんてマイナー武器。相当余裕があるのだろう。ひょっとしたらこの二人は………
「お、着いたっぽいな。」
アマギさんの声で我に返る。確かに丘の頂上だ。
「情報だと、そこの岩の天辺に生えてるらしい。」
キリトさんの言葉に、思わずその岩に駆け寄る。が、
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