第6章
体育館裏のホーリー
第113話 顕現緋龍
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薄くしたオーラを展開し、オーラの反射から周囲の状況を探知するものだ。
ま、どれもドレイクのサポートありきでどうにかなってる様な有様なんだがな。
さて、死人兵達の無力化のカラクリがバレてしまったが、奴の動きを一時的に封じられるだろう。この『暴食の餓龍』と『緋波空間』を併用した陣形はイッセーや木場でさえも攻めあぐねる程だからな。
「それにしても、お友達の心配はしなくても良いのですか?」
「……なに?」
「彼、ディオドラ・アスタロトさんの下に向かっているのでしょう? お仲間を助ける為に」
「……何が言いたい?」
「いえ、彼は少々調子に乗ってしまっていましてね。もしかしたら、あの事を調子に乗って話してしまうかもしれませんからね」
「……あの事だと?」
「ええ……助け出そうとしているお仲間、アーシア・アルジェントさんの事ですよ」
━○●○━
「朱乃のおたんちん!」
「はいはい♪」
「朱乃のすっとこどっこい!」
「そうね♪」
ディオドラの眷属達を撃退し、別れていた部長達と合流したのだが、さっきのケンカの熱がまだ冷めやらぬのか、部長が子供っぽく罵るけど、朱乃さんは勝ち誇ったかの様に満面の笑顔で流していた。その事に部長は悔しそうに歯噛みする。
「……まずはアーシアを救ってからゆっくりと話し合いましょう、朱乃」
「分かっていますわ、リアス。私にとってもアーシアちゃんは妹の様な存在ですもの」
アーシアの事になってようやくお姉様方の口論が終わった。
そうこうしていると、次の神殿が見えてきた!
「自分の眷属でない者を配置するなんて。一体何者?」
次に待ち構えてるのは、ディオドラ曰く、『特別ゲスト』らしいけど、一体誰なんだ?
訝しながらも、俺達は神殿の中へと入って行く。
「やあやあやあぁ♪ おっひさー♪」
そこで俺達の視界に映り込んだのは、白髪の少年神父!
「フリードッ!」
「イエス! イエース! 僕チンしぶといからぁ♪ きっちりかっきり、生きてごザンスよ♪」
木場が視線を鋭くしながらフリードに訊く。
「何故お前が!」
「あの後、ヴァーリのクソ野郎に回収されてなぁ。腐れアザゼルにリストラくらったんだよぉ。行き場無くした俺を拾ったのが、『渦の団』って訳」
「それでここにいるって訳ね」
「実は僕チン以外にもカリスの奴が用意したゾンビ達もいたんだけどねぇ」
なっ、カリス!? あいつも『渦の団』に入ってこの戦場にいるのかよ!
ただ、フリードの言う奴らはこの場にいない?
すると、フリードが口をモゴモゴさせると、ペッと何かを吐き出した。
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