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Re:ゼロから始まる異世界生活
二日目 繰り返される四日間
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 「いや、無茶苦茶似合ってる。
 はっきり言うぜ? 超イケメン……素がそれだったら嫌いなレベルで」
 
 金持ちが着てる感じの服だけど超似合ってる……モデルかよ
 
 「おやおや。それは褒めてるのかな?それとも貶してるのかな?」
 
 「いや、褒め言葉として受け取ってくれ……。
 で、その口調は?」
 
 「おかしいかな?」
 
 「違和感しか感じないからマジで辞めてほしい」
 
 普段のロズっちを思い出す。
 ピエロ。正にピエロ!theピエロ!
 それなのに目の前のロズっちは別人じみてる。
 もしかして別人……?
 ってレベルだ。
 でも、確かにその雰囲気?
 顔立ち、立ち振る舞いを見る限りロズっちと判断出来る……ロズっちじゃないと祈りたいけど。
 
 「これにはちょっとした訳ありでね。……まぁ、昼食に成れば解るだろうさ」
 
 「昼食?
 そういやラムも午後……お昼頃に解るって言ってたな」
 
 「おや、レムから聞いてないのかい?」
 
 「聞いてねぇよ。
 つっても聞いても教えてくれないんだけど」
 
 そしてロズワールは意地悪な笑みを浮かべ。
 
 「成程、そういう事か」
 
 「教えてくれるなら教えてくれてもいいんだぜ?」
 
 「いんやー。ここはお昼のお楽しみだーね」
 
 一瞬、普段のロズっちに戻った。
 
 「さて、私は雑務があるのでこの辺で。それでは失礼するよスバル君」
 
 なんと礼儀正しいロズっちだろう。
 見慣れたロズっちと比べると気持ち悪いんだけど……。
 この変化も『午後』と関係あるのだろうか?
 
 「そういや今日の昼飯は馬鈴薯尽くしだったな……」
 
 昨日、レムがあんだけ仕込みに時間掛かってたんだ。相当な量だろう。
 ロズワールの急なイメチェンも気になるけど今日、屋敷に遊びに来るロズワールの友人の娘さんも気になって仕方ない。
 もしかして……ロズっちのイメチェンはその娘さんが原因……?
 まぁー。初見ロズっちはピエロって勘違いするレベルだからな。
 いくらピエロでも(それでも十分イケメンな訳だが)あんなのが急に現れたらビックリするよな普通。
 イケメンはどんな服着てもイケメン……。
 それは異世界でも通じるらしい。
 イケメン爆発しろ。
 ────まぁ、口調もそれなら理解出来るけどさ。アイデンティティを捨てるのはちょっとねぇ……。
 俺の頭の中ではロズっち=ピエロで通ってるからさ。
 急にあんな変化をされると結構戸惑う。
 俺の主人=ピエロ〇。
 俺の主人=真面目な口調で真面目な服装のロズっち×。
 ピエロが主人って俺はサーカス団で働いてんのかよ。
 まぁ、ロズっちのピエロ姿を見慣れちまったからロズ
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