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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜シズクの夢〜
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、足元に気を付けろ。」

「うん、ありがとうお父さん。ふふ、いい風……それに、日の光が明るくて、あったかくて気持ちいい……」

「はは……それはよかった。……そういえばさっき、周囲の光が感じられるようになったって言ってたけど……」

「ええ、といってもそんなに細かくはわかりませんけど。あたり一面に真っ白なモヤがかかったようになって、明るさを感じられるくらいです。」

ロイドの言葉にシズクは目を閉じて答えた。

「そう……」

「光を感じられるっつっても、やっぱ見えてるってレベルじゃないみたいだな……」

一方エリィは悲しそうな表情をし、ランディは重々しい様子を纏い

「……最先端医療でそこまでするのがやっとなのに、視力が悪い状況まで治療した”癒しの聖女”様の力はやっぱり凄いですよね……」

「……まあ、それは仕方ないかと。ティアさんやペテレーネさん達――――イーリュン教やアーライナ教は本物の”神”に祈って”奇蹟”を起こしますから。”奇蹟”なんて科学的に解明できない上、決して起こす事なんてできませんよ。……それとイーリュンの治癒魔術は術士によっては条件はありますが、死者蘇生も可能ですよ。」

ノエルは複雑そうな表情で呟き、ティオは静かな表情で答えた。

「そんな事もできるのか……」

「お、おいおい……マジかよ……」

ティオの話を聞いたロイドとランディは驚き

「……その言い方だとまるで見てきたかのような言い方だね?ひょっとして死者が生き返る瞬間を見た事があるのかい?」

ある事を疑問に思ったワジはティオに尋ねた。

「はい。―――というかわたしが”影の国”で先を阻む強敵と戦った時、仲間の人達もそうですがわたしも生死の境をさまよった事が何度かあります。その時に死者蘇生の治癒術が使える方達によって助けてもらいました。」

「ええっ!?」

「ティ、ティオちゃんやエステルさん達が……!?」

「しかも何度かって……あんな超豪華メンバーがそこまで追い詰められるって、一体どんな相手と戦ったんだ?」

ティオの答えを聞いたロイドは声を上げ、エリィは信じられない表情をし、ランディは信じられない表情で尋ねた。

「――――フェミリンスさんです。今思い返せば”幻影城”での最後の戦いよりフェミリンスさんとの戦いの方が激戦でしたね。あの時のメンバーに加えて、ラグタス達――――契約している異種族達全員で挑んで、ようやく勝てたのですから。……あの戦いが終わってからわたしを含めたほとんどの人達が拠点にしている”庭園”で、長時間の激戦による疲労で眠りましたし。……特に強力な治癒術を使う人達の負担が大きく、治癒術を使ってた人達が起きてくるのが一番遅かったです。」

「な、なるほど………」

「た、
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