3章〜胎動〜獣たちの謝肉祭〜 第68話
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を吐き
「そりゃあ、そうでしょう。特にこういう時は戦闘能力が高い人達が必然的に頼られるのですから。」
セリカの言葉を聞いたスコットは苦笑していた。
「というかアリオスとわらわ達の強さは全然違うのじゃがな。」
「レシェンテちゃん……そんな角の立つ言い方をしなくてもいいと思うよ?」
意外そうな表情で言ったレシェンテの言葉を聞いたリタは苦笑しながら指摘した。
「元より、魔獣退治は遊撃士の十八番……お互い、他の仕事もあるし効率的に分担すべきでしょう。」
「………助かります。」
「な、何だか申し訳ないですね……」
エオリアの言葉を聞いたエリィは会釈をし、ノエルは申し訳なさそうな表情をしていた。
「なに、お互い様さ。それに君達の方には”結社”の問題もあるからな。」
「……はい。」
「ったく……その問題もあるんだよな。」
スコットの言葉にロイドとランディは疲れた表情で頷き
「ええ……しかも”怪盗紳士”は局長達の命を狙っているという話ですし……」
「……彼の考えは全く理解できませんね。」
「というか、私からしたら無謀としか思えないのだけどね。あの6人を殺害するなんて。」
「俺達からしても他人事ではないですよ……局長達どころか、ルファ姉も狙っているという話ですし……」
真剣な表情で呟いたセティの言葉にエリナは静かな怒りを纏って頷き、エルファティシアは苦笑し、ロイドは疲れた表情で溜息を吐き
(……まあ、いつかは私も狙われる立場になるとは思っていたけど……まさかそんな変わった理由で狙われるとはね。……まあ、国際犯罪者だから”赤い星座”や”黒月”同様、殺害許可は降りているから、対峙した時は”赤い星座”や”黒月”のように慈悲もかける事なく殺害しましょう。)
ルファディエルは静かな表情をしていた。
「結社”身喰らう蛇”……何でも、遊撃士協会とは色々と因縁があるとか……?」
「ええ、リベールの異変でもエステルちゃんたちを始めとする遊撃士がやり合ったし……それ以外にも各地の事件で幾度となくぶつかっているわね。」
「……エレボニアのギルドが一時壊滅状態に陥ったのも奴等の仕業だと言われている。もっとも、その後の衰退の原因はエレボニア軍の圧力によるものだがな。……その流れを考えると”鉄血宰相”が遊撃士協会の戦力の低下を謀ったという話もあながち嘘ではないだろうがな。」
ティオの疑問にエオリアとヴェンツェルはそれぞれ答えた。
「そうなんですか……」
「しかし、聞けば聞くほど捉えどころのねぇ連中だぜ。」
「いずれにせよ、ギルドの方でも未だ実態が掴めていない連中だ。何が目的かわからないがくれぐれも気をつけると
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