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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第535話】
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Sの反応、それと複数の戦車と歩兵の数――ふむ」
「え?」
「……今は君のコアを狙わない。 直にここは戦場になる、直ぐに離れた方が賢明だ」
そう告げ、漆黒の装甲を身に纏うヒルト――フルフェイスは外したままで青みがかった銀髪は風で僅かに靡く。
その次の瞬間、轟音が轟く――。
「チッ! 君ごと俺を殺る気か――だが!」
正面に手を翳す――無数の砲弾が空を切る音が聞こえてきた次の瞬間、正面上空に出来た不可視の障壁によって阻まれ、空には爆光が輝いた。
「次はスナイパー辺り……だな!」
ライフルを粒子展開するヒルト、そのライフルはセシリアの機体、ブルー・ティアーズが持つスターライトmkVに近い原型を持っていた――否、細かな細部が違えど、スターライトmkVそのものにも見える。
刹那、遠方から粒子砲が迫る――尾を引くように突き進むそれは真っ直ぐヒルトの機体を捉えていた――だが。
「無駄だ、そう易々とイージスは抜けんさ!」
その言葉の通り、粒子砲の一撃は不可視の障壁に阻まれて四散、そして今度はヒルトがライフルのトリガーを引く。
鮮やかな色の粒子が放たれ、真っ直ぐ突き進むと着弾、大地が爆ぜ、そこに居た無数の兵士が空を舞い、地表へと落ちていく。
「な、に……これ……」
言葉にならない私、夢なのにリアルすぎる人の死に、ただただ頭が真っ白になるばかりだった。
そんな私を後目に、ヒルトは戦う。
「……次は無人機、そこで抑え込み歩兵と戦車による一斉射――フッ、教科書通りの戦いだな」
飛来してくる複数の無人機――その姿は何処と無く【銀の福音《シルバリオ・ゴスペル》】に似ていた。
「……墜ちろ!」
トリガーを引き続け、無数のビームが尾を引き残光を残す。
散開して避ける複数の無人機――だが、ヒルトは――。
「読み通りだな」
刹那、真っ直ぐ突き進んでいた無数の粒子ビームは弧を描き、散開した無人機二機がそのビームのシャワーに包まれ、装甲が白熱、次の瞬間にはその形が崩れて光芒の中へと消えていき、鮮やかな爆光が空を彩る。
残った機体は瞬時加速で肉薄、構えたブレードによる複数の剣撃が襲う。
だが、その一閃も見えない障壁によって阻まれた。
「……空間の中で沈め!」
動きを固定された無人機――見えない力で拘束されたようにピタリととまるそれはまるでラウラのAICの様に感じた。
そして――ライフルを上空へと投げ、新たに粒子展開したのは幅広い片刃の大剣――だが、峰の部分がスライド稼働する機構が組み込まれている、まるで《展開装甲》が組まれているような――。
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