Side Story
少女怪盗と仮面の神父 24
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事です。私は、貴女と初めて対面する前日の深夜と早朝の間に彼らと出会い、話を聴いて、協力を頼まれていました」
「! それじゃ」
アーレストは元々イオーネの仲間だからではなく、「あいつら」の協力者として、地方神父着任当日にシャムロックの正体を知ったのか。
アリア信徒でも何でもない怪盗だと知った上で初対面のミートリッテに積極的な態度を披露し、聖職への勧誘と加入によって自力更生を促していた……と。
それが何故か、イオーネと話しただけで「あいつら」を裏切り、此処に居る。
「彼らは、自分達と同じ悲劇を繰り返させたくないのだと……本当に必死でしたよ」
女性二人の熾烈な剣戟を視線で追いつつミートリッテの耳元に唇を寄せたアーレストは、小さな声で
「女神に仕える私が『教会と女神像の不届きな利用方法』を提案してしまうほどに」
確かにそう、呟いた。
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