第一部:ゲート 開けり
プロローグ 銀座事件
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しているのでかなり今回の銀座事件でもかなりの注目を集め、サーヴァントたちの調査を専門とする団体の派遣を日本政府に要請してそれにアメリカや中国なども便乗したりと、
とても強い圧力を加えてきたのだ。
原作を作った同人サークルから会社に昇格したTYPE-MOONには、連日様々なマスコミが訪問して話を聞こうとして大騒ぎとなり、世界各国では自国の英霊に関する道具を集めてサーヴァントとして召喚しようと試みたり、
設定集などがインターネット上の書店やオンラインショップの在庫から全て買い占められたりと、
一種のお祭り騒ぎとなっていた。皮肉な事に、これでfateシリーズを初めとするTYPE-MOONの作品知名度が急上昇して、
会社の売り上げが絶好調になったのはある意味幸いか。
この事態を重く見た日本政府は銀座事件で生存した民間人達から聞き取り調査を行い、彼らの特徴を詳しくまとめるとその対応について議論を交わし、特地に派遣される自衛隊と日本国内で防諜活動に当たる公安に次のような指令を下した。
・もし、仮に特地でサーヴァントと思わしき存在に遭遇した場合、可能な限り彼らと交流して日本と自衛隊に好意を抱かれるよう努力し、
頃合いを見て日本に招待するよう誘う。マスターも同じ手順で行い、なるべく彼らの方から日本に来るように仕向ける。
・日本国内でもしサーヴァントを発見した場合、まずはマスターの下に戻るまで手出しを一切せずに追跡のみに専念し、
マスターと思わしき人間の顔と情報を突き止める。成功したらマスターの居る場所に部隊を派遣し、
逃れられないように周囲を包囲してから確保に移る。その際一般市民は叶う事なら予め不発弾の発見などで誤魔化して非難させておきたいが、それをやると悟られる可能性が高いので実行できない。
なのであえて市民を避難させずに確保に移る。先の銀座事件での行動から敵に対しては残虐だが、
一般人に対しては普通の人間並みの精神の持ち主の様なので、一般人を巻き添えにしても追っ手を攻撃するようなことは可能性的に低い。
逆にパニック状態になった一般市民によって身動きが取れなくなるように仕向け、何としても彼を確保せよ。この2つの任務は特地における天然資源の確保と並んで重要なのを理解してもらいたい。
という、平和ボケしている呑気な日本政府にしてみてはかなり過激な命令が記載されていた。それだけ当時の日本政府が外圧によって追い込まれている証拠でもある。そしてこの命令を受け取った公安と自衛隊上層部は、
政府が糞忙しい時に更なる仕事を寄こしてきたので実に困り、おまけに優先度がかなり高かったのでどう取り掛かればよいのか悩まされた。
そして本来の主人公である伊丹率いる第3偵察隊から緊急の報告として、彼らとの
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