第一部:ゲート 開けり
プロローグ 銀座事件
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。そして如何にも痴女と言わんばかりに下乳と太ももを曝け出したファラオ風な褐色の少女が何やら杖を向けると、続々と眉毛と目が描かれた頭巾か袋に足が生えたような謎の生物が地面に浮かび上がった召喚陣から出現し、その目からビームを発射して奴らを焼き尽くしていく。
彼女らの働きのおかげで皇居の前の武装勢力は次々と数を減らし、30分後には全滅状態へと追い込まれた、数少ない生き残りは未だ息の根がある友軍を見捨てて逃亡し、息の根がある者は次々と骸骨マスクの少女によって介錯されていく。
その一方でもう一人の彼女は、負傷した民間人や死んだ民間人の死体に向けて謎の呪文を唱えており、怪我を短時間で完治させたり息を吹き返させて蘇生したりと、現代科学と常識に真っ向面から喧嘩を売るようなことをしている。
そんな彼女らの姿を見て、夏の同人誌即売会に向かう途中で今回の事件に巻き込まれ、指揮系統を失った警察官に協力を仰いで一般市民を皇居に誘導して立てこもり、半蔵門から避難させるという作戦を実行しようとしていた所で彼女らが駆けつけ、何とか命の危険が無くなったのでホッとしたオレンジ色のTシャツを着たとある自衛官は、2人の正体について見当が付いていたので、驚きや興奮で心が一杯だった
(何で、何でfateのニトクリスと、静謐のハサンが現実に居るんだよ!!??
オーガーやワイバーンもそうだが、何故仮想の生物が現実世界に現れているんだ!?)
そう、先ほどからマスターと呼ばれた青年以外のコスプレ集団は、fateというとある作品に出て来るサーヴァントと呼ばれる存在で、その正体は過去の英霊たちであった。
最初に出てきたのはアーチャーことギリシャ神話に出て来るアタランテ。次に出てきたのはセイバーとランサーこと、
ケルト神話に出て来るフェルグス・マック・ロイとクー・フーリン、3番目に出てきたのはライダーとバーサーカーこと、
新約聖書と日本昔話に出て来る聖女マルタと坂田金時、そして最後に出てきたのはキャスターとアサシンで、古代エジプトの謎多きファラオことニトクリスと暗殺教団の教主「山の翁」ハサン・サッバーハの一人である静謐のハサンだ。
彼ら英霊たちは先ほど出てきた鶏マスクを被った青年のサーヴァントとして、
この銀座の地で彼の命令に付き従いゲートから飛び出した武装勢力の排除と民間人の救助任務に当たった。そして件の彼はどうしているかというと・・・・・・
ピッ
「もしもし、あぁ、
俺だ。貴方の言った通りこの世界”の東京・銀座にゲートが開通し、「帝国」の連中が攻め込んできたが無事撃退に成功した。警察と自衛隊の増援も続々と到着しているから、
今日明日には日本政府に確保されるだろう。となると、当然だがあの世界に自
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