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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
穿いてない
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呼んでくれないか?」
「えぇ!?」
「ブフォッ!!」

信じられないような願いをしてきた蛇姫のエース。それを聞いた瞬間、堪えていた笑いが一気にこみ上げてきて、耐えることができずに吹き出してしまった。

「な・・・なんだ?」

その結果、リオンくんが俺たちの存在に気付いてしまう。

「レオン!!そこで何をしてるんだ!?」

ベンチから立ち上がり名前を叫ぶリオンくん。もう隠せないなと思った俺たちは、草むらからゾロゾロと二人の前にやって来た。

「シェリアとウェンディも?お前ら何を・・・」

そこまで言うと、彼はどういうことなのか全てを察した。そして銀髪の青年は、隣に座っている水髪の人物に視線を向ける。

「ご・・・ごめんなさい!!リオンさん!!」

席から立ち上がり頭を下げるシリル。その瞬間、リオンくんの顔からサッと血の気が引いたのか見受けられた。

「リオンが元気なかったから・・・」
「励まそうと思ったんです・・・」
「なんかごめんね」

申し訳なさそうに顔をうつ向けるシェリアとウェンディ。俺も彼女たちほどではないが、申し訳ないような雰囲気を醸し出しておく。

「そ・・・そうか・・・道理で色々と違うなと思ったんだ・・・」

額を抑え倒れそうになったリオンくんを急いでシリルと共に支える。リオンくんは大好きだった女性とその偽物との見分けがつかなかったことに、心底ショックを受けていたようだ。

「あの・・・本当にすみません・・・」
「いや・・・俺のためにしてくれたことなんだろ?ありがとな」

何とか持ち直したリオンくんを離し、再度頭を下げるシリル。リオンくんはそんな彼の頭を撫で、諭すようにそういった。

「元気出たでしょ?」
「まぁ・・・思い出にはなったな」

頭の後ろで手を組みリオンくんにそう言うと、彼は笑みを浮かべながらそう言った。

「しかし、よくそんな格好したな。シリル」
「こ・・・これはレオンに無理矢理やらされただけですよ!!」
「途中はノリノリだったじゃん」
「なんだとぉ!!」

最初はイヤイヤだったけど、デート中は明らかに楽しんでいた。そこを突くと、シリルは納得できなかったようで、俺に一歩踏み出し睨み付けてくる。

「シリル、レオン、落ち着きなよ」
「リオンが満足したんだからいいじゃん!!」

今にもケンカしそうな俺たちを見てウェンディとシェリアが宥めようとする。だが、その瞬間、予期せぬアクシデントが起こった。

ビュゥゥゥ

誰かが起こしたものではなく、自然に起きた突風。それはその日一番の風だった。

「うわっ!!」

慌ててスカートを抑えるシリル。しかし、突然のこと過ぎて体が反応しきれず、少年は前方の部分しか衣服を押さえられなかっ
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