穿いてない
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「お前から脱がないなら・・・」
目を細め少年を見据える。彼は俺が戦闘体勢に入ったのを見て体をビクつかせているが、もう遅い。
「俺が脱がせてやる」
「ひゃっ!!」
シリルをベッドに押し倒し、スカートの切れ目からパンツのゴムに手をかける。
「待って待ってレオン!!謝るから!!なんとかなるように頑張るから!!」
「もう遅い!!男なら自分の言葉に責任を持て!!」
「いや・・・そんな・・・ぎゃああああああああ!!」
「あの悲鳴ってそういうことだったんだ・・・」
呆れたような表情で額を抑えるシェリア。俺も人としてやってはいけないことをした気もするが、仕方なかったんだ。全ての街の人のためにも。
「もっと違う方法は考えなかったの?」
「だってどうしようもなかったんだもん・・・」
見えるところを隠してみようとはしたけど、結局ずり落ちてきてしまい見えてしまう。だからあの二卓にするしかなかったんだ。やり過ぎだとも思うけど、ああするしか・・・
「だからシリルガード固いんだね」
「見えたら終わるからな、色々と」
シリルは今スカートに意識の大半は向いているはず。彼には何としてもその聖域を守ってもらわなければならない。まぁ、今日は風も強くないし、大丈夫だと思うけどね。
ビュゥゥゥ
すると、俺の願いは届かなかったようで、さっきまでの静かな風とは異なり、ものすごい強風がシリルたちを吹き付ける。
「きょ・・・今日風強いですね」
「そうだな。だがここまでの風は珍しいぞ」
前と後ろをガッチリとガードしているシリルは、平静を装いリオンくんとお話ししている。でも、なんでこんなに突然風が吹いてきたんだ?まるで誰かが意図的に起こしているかのような――――
「ふぅーーーーーー!!」
「「お前か!?」」
自分たちの足元にいた強風の原因に俺とシェリアの声が重なる。茂みの影から一生懸命にブレスを放っている天竜は、水髪のドレスを着た人物のスカートをめくり上げようとしていた。
「ちょっと待ってウェンディ!!」
「シリルが死ぬぞ!!社会的に!!」
「はっ!!」
少女の口を手で塞いだ天神と彼女を茂みの影の見えない場所へと引っ張る俺。それを受けてウェンディは正気を取り戻したようで、あたふたとしていた。
「わ・・・私なんてことを・・・」
草むらから顔を覗かせ二人の様子を伺うウェンディ。俺たちも同様に見てみると、水竜は風が収まったことで安心し裾を直し、リオンくんはそれを待っているようだった。
「大丈夫だったみたいだね」
「ちょっと残念・・・」
「残念がるな」
とりあえず何事もなかったようでひ
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