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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
穿いてない
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クシーに映るだろう。
なぜなら、スカートの両サイドにカットが入っており、ウェンディやシェリアたちと同じくらい・・・いや、それ以上に足を露出しているからだ。
シェリアたちのような丈の短いスカートだと、膝上何pとかの世界だが、ジュビア姉は驚くべきことに腰元から切れ目が入っている。なぜそこまで堂々と見せることができるのか疑問だが、リオンくんはあの服が結構好きみたいだし、世の男は大体目で追うことだろう。
しかし、あの服を見ていると一つの疑問が生じる。それは、なぜ横から下着が見えないのかということだ。
大魔闘演武でリオンくんとタクトが見た時は、上から飛んできていたために見えただけであり、普段はどういう原理を使っているのか、さっぱり見ることができない。

シェリアもそれが気になっていたのだが、ジュビア姉に直接聞くのは勇気がいるようで、そのままにしていた。それが今回シリルがあんな格好をしていることにより、再び疑問が蘇り、俺に問いかけてきたというわけだ。

「穿いてないものは見えないだろ?」
「「・・・え?」」

俺が簡潔に理由を説明すると、二人はどういうことなのか飲み込めずに固まり、互いの顔を見合わせる。

「「えぇ!?」」

そして、しばしの沈黙の後、二人の声が街中に響き渡った。

「うるさい、リオンくんにバレるぞ」
「いやいやいやいやいや!!」
「それどころじゃないでしょ!?」

耳を塞いでいるのに頭にガンガン響いてくる少女たちの声。その声に気付いたリオンくんがこちらを向いたが、シリルが機転を効かせ、彼の腕を引いてくれたおかげで気付かれないで済んだようだ。

「レオンちゃんと説明して!!」
「なんでシリル穿いてないの!?」

どんどん詰め寄ってくる少女たちにタジタジになっている。街の人たちもこちらを見ているし、早く二人を落ち着かせないと。

「わかった、話す。話すから」





















遡ること数時間前・・・

リオンくんの元にジュビア姉化したシリルが現れる前、俺と少年は自分たちの部屋にいた。

「ねぇ・・・マジでこれでやるの?」

そう言ってスカートのサイドのカットを抑えているのは、ニット帽を被りエクステンションを付けたシリル。彼はまだ作戦に納得していないようで、恥ずかしそうに体をくねらせている。

「やるしかないじゃん」
「だけどさぁ・・・」

まだ踏ん切りがつかず、今にも泣き出しそうになっている少年。しかし、これは仕方がないことなんだ。リオンくんを励ますためには、シリルしかやることができないことなんだ。

「ほんのちょっとだから、我慢して」
「うぅ・・・」

当初の予定では、リオンくんがすぐに気付いてくれて
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