機動戦艦ナデシコ
1408話
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使用した艦よ。言うなれば、ナデシコと連合軍の戦艦の融合した姿……と言うべきかしら」
……へぇ。連合軍とネルガルの間でそれなりに協力態勢があったのか。
いや、分からないではない。実際シャドウミラーとの関係が一番深いのはネルガルである以上、連合軍としてもネルガルとの関係を疎かにする訳にもいかなかったのだろう。
強硬派のグリューノとしても、その辺はきちんと理解していたらしい。
「この艦の性能はどうなんだ?」
「現在連合軍で使用されいる戦艦と比べると、全ての面で上ね。……連合軍の艦隊の中でも旗艦となる事が多いリアトリス級という艦があるんだけど、そのリアトリス級にナデシコの技術を加えたのが、この新型艦……ゆうがお級よ」
「性能は問題ないか」
なるほど、アカツキが俺達にこの艦を見せるように言ったのは、それだけの自信があったからなのだろう。
向こうの新型艦に1艦での対抗は難しいかもしれないが、量産性が高いのであれば、複数で攻撃をすれば対抗可能……といったところなのだろう。
「対抗方法は十分……って訳だ」
「そうね。それに、この後で他にも賊軍に対抗する為の相談があるんでしょう?」
「ああ」
今回俺達がこの月ドックを案内されているのは、こうしてナデシコ級の説明を受ける以外にも、この後に行われる対賊軍……正確には、その賊軍に協力しているだろう木連に対処する為のものだ。
考えるのも馬鹿らしい方法ではあるが、恐らく……いや、木連の連中に対しては効果的なのだろう。
また、ここでグリューノの件が生きてくることになっている……筈だ。
「じゃあ、その会議の場所に行きましょうか。多分、他の人も待ってるでしょうし」
そう告げ、エリナは俺達を引き連れて会議室へと向かうのだった。
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