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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
異伝〜輪廻を超えし英雄達〜 (インターミッション終了)
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さい、クライス様!!」

不敵な笑みを浮かべて叫んだ赤髪の青年を見た腰までなびかせる銀髪と紅い瞳を持つハーフエルフの女性は慌て

「フフ……我が友、ヴァイスよ。生まれ変わったお前はどのような者になっているのだ?」

「やっとまた……ご主人様に会え、可愛がってもらえるのですね……」

竜族の女性は口元に笑みを浮かべ、天使族の女性は嬉しそうな表情で呟き

「光と闇が混合する国、メンフィル………まさかかつて私が目指した国がこうして存在しているとは今この目で見ても信じられん……………ヴァイスよりこの国の話を聞いた時は本気にしていなかったが……………」

「……この国に来て本当に驚きました。人間と異種族どころか、魔族――――いえ、闇夜の眷属達が共に生活をしているのですから……噂に聞いた時は嘘かと思いました……………」

銀髪褐色のダークエルフの女性は驚きの表情で周囲を見回して呟き、目元に何かの紋様が刻み込まれたエメラルドグリーンの髪を持つ竜人(ナーガ)族の女性は静かな表情で呟いた。



「な、な、な……お前は!?」

一方黒髪の女性を見たリフィアは口をパクパクさせた後驚き

「おお、リセルじゃん。………ヴァイスが転生したんだから、リセルももしかしたらかな〜っと思ってたけど、本当に転生しているなんて………」

エヴリーヌは女性――――かつて”影の国”で出会い、共に戦ったヴァイスの副官であるリセル・ルルソンを目を丸くして見つめながら言った。

「うむ!これほど素晴らしい奇蹟が起こるとはな!……ちなみにリセル。お前の後ろにいる者達はまさかお前やヴァイスハイトのかつての仲間達なのか?」

「ルーンエルフどころか獣人やハーフドワーフ、ダークエルフやハーフエルフ、それに竜族や竜人(ナーガ)、果てには天使までいるなんて……しかもその赤い髪の男って、死者――――幽霊じゃん。よくこんなにもたくさんの種族が集まったね。」

一方リフィアは嬉しそうな表情で頷いた後リセルを見つめて尋ね、エヴリーヌは興味深そうな表情でリセルの背後にいる仲間達を見つめ

「―――はい。ほとんどの方達が今の時代に生まれ変わり、さまざまな偶然が重なった結果、このようにかつて私達が決戦に挑んだ時のメンバーがほぼ揃ったのです。――――では、改めまして。私の名はリセル。リセル・ザイルードです。」

リフィアに尋ねられたリセルは微笑みながら答えた後名乗り

「……リセルの父、オルファン・ザイルードだ。かつてメルキアの元帥の一人だった者也。ヴァイスハイトや娘が世話になった事……感謝する。」

「――――”魔導功殻”のナフカよ。ヴァイスハイトの事はどうでもいいけど、私の可愛いリセルの面倒を見てくれてありがとう。」

リセルに続くようにダークブラウ
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