第67話
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テップです。第一段階としての仕掛け、よろしくお願いしますよ?」
「フフ、了解だ。」
「全ては”盟主”のために。」
こうして”結社”―――”身喰らう蛇”の新たな計画は誰にも気付かれず、着々と始まった。
〜同時刻・メンフィル帝国・帝都ミルス〜
「ほいっと。」
結社の”使徒”達がそれぞれ動き出したその頃エヴリーヌは街中にリフィアと共に転移し
「フハハハハハッ!ようやく抜け出したぞ!さすがは我が下僕だ!」
リフィアは高笑いをしながらエヴリーヌを見つめ
「……後でエリゼに怒られても全部リフィアのせいにするからね。」
見つめられたエヴリーヌはジト目でリフィアを見つめて指摘した。
「なぬっ!?お前も共犯者なのだから、一蓮托生だろうが!」
エヴリーヌの指摘を聞いたリフィアは驚いた後エヴリーヌを見つめ
「エリゼはイリーナお姉ちゃんの次に怖いから怒られたくないし。」
「ええい、それでも”魔神”か、お前は!?」
エヴリーヌの答えを聞いたリフィアは突っ込み
「……その”魔神”も怖がるエリゼを怖くした一番の原因のリフィアがよくそんな事が言えるね……というか、リフィアだって”魔神”の血――――グラザお兄ちゃんの血を受け継いでいる癖になんでエリゼを怖がるの?……やっぱりイリーナお姉ちゃんを怖がるリウイお兄ちゃんの孫だから?」
突っ込まれたエヴリーヌは疲れた表情で指摘した後尋ね
「ぬぐっ………!」
尋ねられたリフィアは唸った。するとその時
「フフ…………相変わらずのご様子ですね。」
女性の声が聞こえてきた。
「む?」
「……?」
声を聞いた2人が振り向くとそこには優しげな微笑みを浮かべた腰までなびかせる黒髪の女性や、女性の背後に女性の仲間と思われる多くの仲間に加えて仲間の内の3人――――ダークブラウンの髪の男性、鍛え抜かれた肉体に所々鎧を装着している初老に差し掛かっている男性、明るい緑色の髪を持ち、やや耳が尖った女性、そして3人それぞれの側に宙に浮く女性の姿をした小さな人形が3体いた…………………
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