第66話
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、それはともかく。今はキーアを保護するのが先じゃない?」
「そうだ……!奥の城って言ってたな!」
「行ってみましょう!」
そしてワジに言われたロイドとエリィは真剣な表情で言った後仲間達と共にアトラクションの一つである”鏡の城”がある場所に向かった。
ロイド達が”鏡の城”へ続く橋に到着するとそこには神秘的な光を放つキーアが城を見つめていた。
(いた……!)
(よ、よかった……!)
キーアを見つけたロイドは明るい表情をし、エリィは安堵の溜息を吐き
(!?あの光は一体……………)
(何だか神秘的だね〜。)
(…………………………………)
(何だ、あの光は……?魔力……ではないし、闘気の訳でもないよな……?)
エリナはキーアが纏っている光を見て驚き、シャマーラは不思議そうな表情をし、セティは真剣な表情でキーアを見つめ、リィンは戸惑っていた。
「………どうして……………どうして…………なの……?」
そして目の光が消えたキーアが呆けた表情で呟いたその時
「キーア……!」
ロイドが仲間達と共にキーアに近づいた。
「キーア、大丈夫か!?」
「よかった……怪我はしていない!?」
「……………………………」
ロイドとエリィに尋ねられたキーアは少しの間黙り込んだがやがて光を消し
「あれ〜……?ロイドたち、どうしたのー?」
そして振り向いて無邪気な様子でロイド達を見つめた。
「ガクッ……どうしたのって、あのなぁ。」
キーアの言葉にロイドは肩を落とした後呆れ
「キーア、どうしてここへ?ロイドさんたちの部屋から歩いてきたのですよね?」
ティオは尋ねた。
「???ここって昼間のお城……?キーア、なんでここにいるのー?」
「やれやれ……全然覚えてないみたいだね。」
「ね、寝ぼけてここまで来ちゃったんでしょうか?」
周囲を見回した後首を傾げたキーアの言葉を聞いたワジは仲間達と共に脱力した後溜息を吐き、ノエルは不安そうな表情で呟き
「いや、それにしちゃ、壮絶に寝ぼけすぎだろ……キー坊、何も覚えてないのか?」
ランディは疲れた表情で言った後目を細めて尋ねた。
「んー……なんか夢でキーアを呼ぶような声が聞こえたような………あれ?キーアが呼んでたのかな……?」
「むう。」
キーアの答えを聞いたランディは唸り
「ふふ……夢だもの、仕方ないわ。とにかく無事でよかった………」
エリィは苦笑した後安堵の表情をした。
「そうだな……よし、俺達もいったんホテルに戻ろう。キーア、部屋に戻ったらちゃんと寝るんだぞ?」
「はーい。」
その後、ホテルに戻ったロイド達はキーアを
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