第66話
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…?」
尋ねられたロイドは静かな表情で言った後カンパネルラを睨み
「何よりも――――キーアをどこへ連れ去った!?力ずくでも話してもらうぞ!」
さらにトンファーを構えて怒鳴り、ロイドに続くように仲間達もそれぞれ武器を構えた!
「ウフフ、いい気迫だねぇ。でも、君達のお姫様には別に何もしちゃいないよ?さっき、ここをフラフラと通り過ぎるのは見かけたけどね。」
「は……!?」
「てめえ……しらばっくれるつもりか!?」
「それと何の為にアーケードに人形兵器を放った!」
カンパネルラの答えを聞いたロイドは目を丸くし、ランディはカンパネルラを睨み、リィンは睨みながら叫んだ。
「フフ、でも事実だからねぇ。信じるかどうかは君達次第だけど……今日のところはあくまで君達に挨拶しに来ただけさ。人形兵器を放ったのも”彼”が”六銃士”達に挨拶をする為さ。」
そしてカンパネルラが指を鳴らした。すると垂れ幕は元の垂れ幕に戻り
「な……」
「こ、これは………」
「一体どうやってこんな大がかりな仕掛けを一瞬で…………」
それを見たロイドやノエルは驚き、セティは信じられない表情をしていた。すると花で作られたピエロもみっしぃに戻った。
「あ―――」
「元に戻りやがった……」
「……ずいぶんと大がかりな手品じゃないか。」
「幻術の類いでしょうか………」
それを見たエリィは声を上げ、ランディは呟き、ワジは真剣な表情で呟き、エリナは考え込んでいた。するとその時
「アハハ♪」
カンパネルラの声が聞こえ、声を聞いたロイド達がカンパネルラがいる場所を見つめると、カンパネルラは炎に包まれ
「ウフフ、それじゃあボクはこれで失礼しようかな。また近いうちに会えることを祈っているよ。―――ああ、お姫様なら奥の城へと向かったはずさ。とっとと保護してあげるんだね。」
ロイド達に伝言をした後その場から消えた!
「……あれが……あれが”身喰らう蛇”!」
カンパネルラが消えるとロイドは叫び
「エステルさん達やリフィア殿下たちから聞いてたけど……」
「……ハッキング技術といいとんでもない集団みたいです。」
「ああ……まさかこれほどまでの能力を持っていたなんて……」
エリィは不安そうな表情で呟き、ティオは疲れた表情で溜息を吐き、リィンは真剣な表情で呟き
「せっかく、クロスベルから二大国の裏組織がいなくなったのに、まさか今度は”異変”を起こした”結社”が来ているなんてね……」
「どうしてクロスベルばかり……」
シャマーラは信じられない表情で呟き、ノエルは表情を青褪めさせていた。
「色々、裏の事情がありそうだね。―――まあ
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