暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第66話
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
…?」

尋ねられたロイドは静かな表情で言った後カンパネルラを睨み

「何よりも――――キーアをどこへ連れ去った!?力ずくでも話してもらうぞ!」

さらにトンファーを構えて怒鳴り、ロイドに続くように仲間達もそれぞれ武器を構えた!



「ウフフ、いい気迫だねぇ。でも、君達のお姫様には別に何もしちゃいないよ?さっき、ここをフラフラと通り過ぎるのは見かけたけどね。」

「は……!?」

「てめえ……しらばっくれるつもりか!?」

「それと何の為にアーケードに人形兵器を放った!」

カンパネルラの答えを聞いたロイドは目を丸くし、ランディはカンパネルラを睨み、リィンは睨みながら叫んだ。

「フフ、でも事実だからねぇ。信じるかどうかは君達次第だけど……今日のところはあくまで君達に挨拶しに来ただけさ。人形兵器を放ったのも”彼”が”六銃士”達に挨拶をする為さ。」

そしてカンパネルラが指を鳴らした。すると垂れ幕は元の垂れ幕に戻り

「な……」

「こ、これは………」

「一体どうやってこんな大がかりな仕掛けを一瞬で…………」

それを見たロイドやノエルは驚き、セティは信じられない表情をしていた。すると花で作られたピエロもみっしぃに戻った。

「あ―――」

「元に戻りやがった……」

「……ずいぶんと大がかりな手品じゃないか。」

「幻術の類いでしょうか………」

それを見たエリィは声を上げ、ランディは呟き、ワジは真剣な表情で呟き、エリナは考え込んでいた。するとその時

「アハハ♪」

カンパネルラの声が聞こえ、声を聞いたロイド達がカンパネルラがいる場所を見つめると、カンパネルラは炎に包まれ

「ウフフ、それじゃあボクはこれで失礼しようかな。また近いうちに会えることを祈っているよ。―――ああ、お姫様なら奥の城へと向かったはずさ。とっとと保護してあげるんだね。」

ロイド達に伝言をした後その場から消えた!

「……あれが……あれが”身喰らう(ウロボロス)”!」

カンパネルラが消えるとロイドは叫び

「エステルさん達やリフィア殿下たちから聞いてたけど……」

「……ハッキング技術といいとんでもない集団みたいです。」

「ああ……まさかこれほどまでの能力を持っていたなんて……」

エリィは不安そうな表情で呟き、ティオは疲れた表情で溜息を吐き、リィンは真剣な表情で呟き

「せっかく、クロスベルから二大国の裏組織がいなくなったのに、まさか今度は”異変”を起こした”結社”が来ているなんてね……」

「どうしてクロスベルばかり……」

シャマーラは信じられない表情で呟き、ノエルは表情を青褪めさせていた。

「色々、裏の事情がありそうだね。―――まあ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ