第15話
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同日、15:00―――
その後ゼクス中将が手配したエレボニア帝国軍に猟兵崩れを引き渡したリィン達は急いでゼンダー門に向かってゼクス中将に石切り場であった出来事を説明した。
〜ゼンダー門〜
「も、申し訳ありません!拘束した武装集団について共和国軍に連絡したのですがやはり信じてはもらえず……」
「ふむ……無理もない。向こうの被害は、こちらよりも遥かに大きかったようだからな。」
カルバード軍との交渉をしていたエレボニア将校の報告を聞いたゼクス中将は重々しい様子を纏って頷いた。
「だ、だからといって……!」
「その、共和国軍の方でも既に出撃準備を……?」
「うむ、空挺機甲師団が出撃準備を完了したらしい。事ここに至っては……戦闘は避けられぬだろう。」
「遅かったようね…………」
「……………………」
重々しい様子を纏って答えたゼクス中将の話を聞いたレンは厳しい表情で呟き、ガイウスは真剣な表情で黙り込み
「クッ、何らかの交渉ルートが確保できれば話は別だが……」
ユーシスは悔しそうな表情で唇を噛みしめた。
「んー……ところで、捕まえた連中から何か聞き出せた?逃げちゃった眼鏡のヒトとか。」
その時ある事が気になったミリアムはエレボニア将校に尋ねた。
「いや、大金で雇われただけで結局何も知らないようだが……というか、君は何なんだ?」
「え、ボク?」
エレボニア将校に指摘を聞いたリィン達はミリアムに注目した。
「そうだった……あなた、本当に何者なわけ?あの眼鏡の男に”子供たち”の一人って言われてたけど。」
「それと銀色の傀儡使い……”白兎”だったか。」
「フン、どう考えても怪しげな背景がありそうだが。」
「うふふ、この後に及んで正体を隠せると思っているのかしら?」
アリサやリィン、ユーシスがミリアムの正体に怪しがっている様子を見たレンは悪乗りするかのように小悪魔な笑みを浮かべてミリアムを見つめ
「ふむ……」
ゼクス中将は真剣な表情でミリアムを見つめて考え込んでいた。
「んー……どうしよっかなぁ。あんまりショゾクを表立って明かすなって言われてるんだけど。」
「え。」
「”所属”ねぇ……?」
「もしかして、君は――――」
ミリアムが呟いた言葉を聞いて何かに気付いたリィンが言いかけたその時
「――ま、その想像は間違ってないと思うぜぇ?」
青年の声が聞こえてきた。
「あー、来た来た!」
すると司令室にスーツ姿の赤毛の青年が入ってきた。
「もー、レクター!ちょっと遅すぎだよ〜!」
「おー、スマンスマン。ちょ
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