第14話
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共はともかく何なんだ、このガキは!?」
「え、得体の知れない化物まで使いやがって……」
ミリアムが自分達の事を知っている事に猟兵崩れ達は信じられない表情をし
「む、化物なんてヒドいなぁ。ね、ガーちゃn?」
「―――――」
猟兵崩れ達に自分にとって大切な”相棒”が”化物”呼ばわりされた事が気に入らなく、頬を膨らませたミリアムはアガートラムに微笑んだ。
(本当にあの子……いったい何者なの……?)
(ああ、何となく背景は掴めてきた気がするが……)
ミリアムの正体が気になったアリサは疲れた表情をし、リィンは真剣な表情でミリアムを見つめた。
「クク―――なるほどな。どうやら”子供たち”の一人だったというわけか。銀色の傀儡使い……通称”白兎”だな?」
一方ミリアムの正体を悟ったギデオンは不敵な笑みを浮かべてミリアムを見つめた。
「へー。ボクのこと知ってるんだ?」
「ああ、貴様がここにいるのなら絶好の機会というものだ……―――この場にいる全員ごとあの世に行ってもらおうかッ!」
ミリアムの問いかけに憎々しげに答えたギデオンは懐から笛を取り出して吹き始めた。
「あの”笛”は一体……」
「何のつもりだ……!?」
ギデオンの行動にレンとユーシスは警戒した。
「―――上だ、気を付けろ!」
「え……」
「っ……!」
「わわっ、何あれ〜!?」
その時何かに気付いたガイウスの警告にアリサは呆け、リィンは気を引き締め、ガイウス達と共に上を見つめて何かを見つけたミリアムは驚いた。すると巨大な穴がある天井から巨大な蜘蛛の魔獣が1体飛び降りてきた!
「なあっ……!」
「なんだあッ……!?」
巨大魔獣の登場に猟兵崩れが驚いたその時魔獣達は口から糸を吐いて近くにいる猟兵崩れを糸で拘束して近づき
「や、やめろ―――ぎゃあああああっ…………!」
なんと糸で拘束した猟兵崩れを喰い殺した!
「ひいっ!?」
「く、喰われた……!?」
仲間の末路を見た猟兵崩れ達は悲鳴を上げ
「クッ、まさか言い伝えの”悪しき精霊”……!?」
「この石切り場のヌシということか……!」
ガイウスとリィンは魔獣達を警戒した。
「クク、どうやら太古から生き残っていた魔獣らしいな。目覚めたばかりで空腹らしいから全員エサになってやりたまえ。それでは―――よき死出の旅を。」
そしてギデオンはリィン達に背を向けて穴へ飛び込んでワイヤーで降り始め
「あ、逃げた。」
「ワ、ワイヤーロープ!?」
ギデオンの行動にミリアムは目を丸くし、アリサは驚き
「うふふ、逃がすにして
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