機動戦艦ナデシコ
1406話
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パイロットスーツの類を着ていて、爆発の被害も無傷で生き残る事が出来れば話は別かもしれないが……ムウじゃあるまいし、そんな風に生き残れる筈もないだろう。
……いや、ムウの場合はパイロットスーツのヘルメットすらない状態で生き延びたんだったか。原作の話だが。
「各機、新型艦から機体への干渉はあったか?」
シャドウ各機に通信を送って尋ねるが、戻ってきたのは否という返事のみ。
どうなってるんだ? 最初に攻めて来た新型艦は間違いなくルリと同じ能力を持っていた筈だ。
だが、こちらの本命とも呼べる方の艦にその能力はない?
……だとすれば、考えられるのはやはりルリと同じ能力を持っている者の数は少ないってところか。
それでもオカダの性格を考える限り、その能力者を自分の手元に置かないというのは疑問が残るが。
ともあれ、幾ら新型艦があっても……そう思った瞬間、新型艦からグラビティブラストが放たれ、数機のメギロートが爆散する。
「ちっ」
そうだよな。エステバリスを運用出来る
だけの出力を持った相転移エンジンを積んでるんだ。それは当然グラビティブラストを持っていて当然か。
「全機、グラビティブラストには気をつけろ。それと……あの新型艦は俺が相手をする」
それだけを告げると、今メギロートを撃ったのとは別の艦が撃ったグラビティブラストを回避しながら、一応確認の為に腹部拡散ビーム砲を放つ。
すると当然のように歪曲されてあらぬ方へと飛んでいく。
ニーズヘッグの装備しているビーム兵器の中では、拡散している事もあってかなり威力が少ない。
それだけに、ディストーションフィールドを貫く事は出来なかった。
「やっぱりな。……直撃」
その言葉と共に精神コマンドの直撃を使用し、同時に放たれたのはランツェ・カノーネ。
巨大なビーム砲が先頭に存在していた新型艦を貫き……次の瞬間には爆散する。
「……うん?」
ふと気が付けば、映像モニタに映っていた筈のオカダの姿はなく砂嵐状態になっていた。
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