新たな仲間!
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私たちはみんなで顔を見合わせた後、全員が頷く。
「ありがとみんな!」
「塔子…危険な旅になるぞ…。それでも行くのか?」
財前総理が塔子ちゃんにそう問う。
「うん、この気持ちは変わらないよ。あたしはエイリア学園を倒して地球を救うんだ!」
「そうか……。ふふふっ。子どもの成長は早いものだなスミス…」
「ふふふっ。全くですね…」
財前総理とスミスさんは笑いあうと、総理は塔子ちゃんに言葉を掛けた。
「エイリア学園を倒して、元気な姿で戻ってくるんだぞ!」
「うん!任せてよパパ!」
私たちは外に出ると、イナズマキャラバンに向かった。
イナズマキャラバンに着いた私たちは、初めに瞳子監督のところに向かい、塔子ちゃんの正式な加入の手続きを終えると、次の目的地を決めた。
「次は北海道かぁ……寒そうだなぁ…」
私がそう呟くと黒薔薇くんも呟く。
「確かに寒いが、北海道には伝説のストライカーがいるって噂だろう?そいつに会ってみたいな…」
「ふふっ!」
黒薔薇くんの言葉に笑った私を黒薔薇くんが見る。
「俺、今変なこと言ったか?」
「ううん…、変じゃないんだけど、なんかお兄ちゃんみたいなことを言ったから…」
「ふっ…、アイツの熱さが俺にも移ったのかもな…」
「そうかもね……」
その後、一時間ほど各自、自由時間が設けられ準備を済ませた私たちは、イナズマキャラバンに着席した。
「では、北海道に向けてひとっ走りするぞい!長旅になるから休憩しつつ行く予定じゃ!では、イナズマキャラバン出発!」
古株さんがそう叫ぶとイナズマキャラバンは北海道に向かって走り出した。
どれだけ時間が経ったのだろうか…。
私は重い瞼を開いて、周りを見渡した。
「わぁぁぁぁぁっ!!」
私は目を疑った。
ここはまさに白銀の世界…。
見渡すばかりの銀。雪が昇り始めた太陽の光に反射して、言葉では言い表せない程、美しい。
私は興奮のあまりシートベルトをしているのも忘れ、思いっきり座席から立とうとして、シートベルトにより後ろに戻される。
「いたたた……。シートベルトしてるんだった…」
私はシートベルトを外すと、古株さんに頼んでキャラバンを止めてもらい外に出た。
「うぅぅ……。やっぱり寒いなぁ…」
私はジャンバーを着ると、雪の中に足を踏み出した。
ザクっと足が雪の中に埋もれていく。
実は私は雪を見るのが初めてで、興奮が止まらなかった。
ザクッ ザクッ ザクッ
歩くだけではもの足りなくなった私は、雪の中にダイブしたりして初めての雪を楽しんだ。
「雪って楽しいなぁ〜!よし次は走ってダイブしようかな…
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