第十幕その五
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「それじゃあね」
「皆で食べようぞ」
「ジュースやコーラもいるから」
王子は彼等の説明もしました、見れば缶やペットボトルも牧場の中で動いています。
「飲みもののことも安心してね」
「うわ、飲みものもあるなんて」
「余計に凄いですね」
「そうしたものもあるなんて」
「飲みものまでなんて」
「いいですね」
「そう、じゃあね」
それならとです、王子はまた言ってでした。
そうしてです、皆でなのでした。そのお菓子やジュースを楽しむのでした。
どのお菓子もジュースも美味しくて、です。カルロスは笑顔で言いました。
「ここも最高ですね」
「ほっほっほ、わしは嘘を言わんぞ」
「そのことは知っていましたけれど」
「こうした牧場もあるからな」
「だからですね」
「楽しむことじゃ」
この牧場もと言う王様でした。
「よいな」
「お腹一杯食べてですね」
「うむ」
その通りという返事でした。
「堪能しようぞ」
「堪能、満足ですね」
「そういう意味じゃ」
「そうですか、じゃあ」
「人が満足するのを見るのは好きじゃ」
そちらも王様が好きなものです。
「いつもな」
「そして笑顔もですね」
「大好きじゃ」
こちらはこうでした。
「やはり人は笑顔じゃ」
「じゃあ国民の皆も」
「無理した笑顔はよくないが」
「自然な笑顔はですか」
「とてもよい」
王様のお言葉は変わりません。
「実にな」
「じゃあ僕達も」
「だから皆も笑顔になるのじゃ」
「わかりました、じゃあ今日も」
「どれも好きなだけ食べようぞ」
王様がまずにこにことしています。
「お菓子をな」
「見ればどのお菓子も」
カルロスは牧場のそこのお菓子達を見て言いました。
「アメリカのお菓子ですね」
「うん、そうだね」
ジョージもそのお菓子を見てです、カルロスの言葉に頷きました。
「包装を見ていると」
「こうしたお菓子は今はどの国にも売ってるけれど」
神宝は包装の文字を見て応えました。
「書かれてる文字は英語だしね」
「こうしたお店で売っているお菓子はロシアにも今はあるけれど」
ナターシャが言うことはといいますと。
「オズの国はアメリカが反映されるからなのね」
「それでアメリカのお菓子なのね」
恵梨香もこう言って頷くのでした。
「そういうことね」
「そうみたいだね、じゃあね」
カルロスは四人のお友達の言葉を聞いてあらためて言いました。
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