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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
最初のクエスト
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。
キリトに聞いたところ、あれはクエスト発生の証だそうだ。すると、すかさずキリトが声を出した。
「何かお困りなんですか?」
キリトの言葉に、おかみさんの頭上の《?》マークがチカチカと点滅した。
「旅の剣士さん、実は私の娘が・・・・・」
話を聞いてみると、娘が重病に架かり鍋の中身の市販の薬草を煎じて与えても一向に治らず、治すにはもう西の森に棲息する補食植物の胚珠から取れる薬を飲ませるしかないそうだ。
だが、その補食植物がとても危険な上に花が咲いている個体が滅多に出ないので、自分にはとても手に入れられない代わりに、俺達剣士が取ってきてくれればお礼に先祖伝来の片手長剣差し上げてくれるそうだ。
何ともまあ、オンラインゲームらしいクエストだな。
沢山の台詞を村のおかみさんが話しているのを、俺達は辛抱強く聞いた。最後まで聞かないとクエストが進行しない、それに話の間にその娘の咳き込みが聞こえるため、いくらNPCとはいえ流石の俺でも邪険には出来ない。
やっとのことで村のおかみさんが口を閉じ、視界左に表示されているクエストログが更新された。
「任せてくれ!必ず胚珠を手に入れ娘さんを病から助ける」と俺が言い。
キリトも俺と同時に言った。
「任せてください!」
何となく気分の問題で言ってみた。
俺達は家から飛び出し、西の森の前に素早く到着した。
途中で村の広場中央でメロディが鳴り、なんとなくきになった俺はウィンドウを開いてみると、時刻は午後七時となっていた。
今頃現実世界じゃ、ナーヴギアの事件が騒ぎになってるだろうな。自室のベッドで横たわっている俺は、病院にいて親父に御袋、それに浩一郎兄さんと姉貴が心配しているか。
もしも、奇跡的に現実世界に戻ったら、御袋と姉貴が説教を咬ますだろうな。いや、その前に御袋は俺のちゃんと心配してるんだろうか?
そろそろ森に入ろうと思ったが、隣でキリトがウィンドウに睨めっ子をしてうんうんと唸っていた。
それが気になり、俺は声を掛けた。
「どうしたんだキリト?」
「あ、ラグナ。うんスキルスロットが後一つ空きがあるから、何を入れようか悩んでて」
「ふーん」
確かスキルスロットは戦闘で稼いだポイントでスキルを修得して、そのスキルをスロットに入れたら効果が発動できるんだったよな。
「それで、元ベータテスターのキリト様からしたら、スキルスロットには何のスキルを入れたらいいんだ?」
「何その言い方?」
俺の言い方に、キリトは少し顔を不機嫌に見せた。そんなキリトに俺は謝った。
「悪い悪い、そんな不機嫌にならないでくれ。んで何のスロットを入れたらいい?」
「う〜ん。|
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