暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
最初のクエスト
[1/6]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
2022年、ユーザーによるベータテストを経て、世界初のVRMMORPGソードアート・オンライン(SAO)の正式サービスが開始され、約1万人のユーザーは完全なる仮想空間を謳歌していた。
だが、ゲームマスターにしてSAOの開発者である天才プログラマー、茅場晶彦が俺達プレイヤー達の前に現れ、非情な宣言をする。SAOからの自発的ログアウトは不可能であること、SAOの舞台【浮遊城アインクラッド】の最上部第100層のボスを倒してゲームをクリアすることだけがこの世界から脱出する唯一の方法であること、そしてこの世界で死亡した場合は、現実世界のプレイヤー自身が本当に死亡するということを・・・・。

そして今この俺、結城一真ことSAOプレイヤーラグナは、デスゲームと化したSAOを元ベータテスターのアバターが元勇者顔のキリトと共に草原を2人で走っている。
この世界で初めてできた友人クラインをも見捨て、生きるために走っている。

因みにキリトは女であった。今でも少し驚いている。





今俺達は、はじまりの町を出て広大な草原の真ん中で、次の村に向かって走り続けている。
この世界で死なないため生きるため。


走り続けていると、先の草むらから青イノシシ《フレンジー・ボア》がPOPした。俺は片手用直剣を抜こうとするが、俺より早くキリトが片手剣を抜いて、そのまま片手剣用のソードスキル《スラント》を発動させた。

ターゲットにされたフレンジー・ボアは俺達を睨むと、突進攻撃のモーションに入った。キリトに出会ったとき聞いたが、ここで怯みソードスキルを止めるとと大ダメージを受けてしまう。

なので、キリトは止まらずフレンジー・ボアの弱点である首の後ろ狙い放った。刀身が仄かな水色に発行し、鋭い効果音とともに仮想体(アバター)が勝手に動く。
ソードスキルのシステムアシストが斬撃のモーションを協力に補正してくれる。

「えいっ!」

まあ、この動作にもかなりの鍛練が必要だ。この世界で生き残るには、どんなことでも鍛練あるのみだと俺は思う。

「ギイィィィィィィィィッ!」

思考に老けているとフレンジー・ボアの悲鳴が聞こえ、見るとフレンジー・ボアは後方に大きく弾き飛ばされて、地面にバウンドすると空中で不自然に停止し、激しいサウンドを出しライト・エフェクトを放ち、青い光の中細かいポリゴン片となって散った。


フレンジー・ボアを倒すが、加算する経験値ドロップした素材アイテムには目を向けずに、再び俺達は走り出す。前を向いてみると、そこには暗い森が存在し俺達はその森へと入った。

森に入った俺達は慎重にモンスターを避けつつ、敏捷力ステータスのAGIが許す可能な限りの速度で小道を駆け抜けた。すると、夕日が消え去る直前にキリトから聞いた次の
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ