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fate/EX=zero
天才少女の月旅行
決戦前日
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りなんてして

「まぁ、その2人は別に聖杯戦争を進めていく上で重要な人物じゃないし別に問題ないでしょう?私たちが今話すべきことは明日の決戦についてだよ」

「私としてはお姫様のことについてもっと知りたいのですが…それはまた今度ですね」

残念そうに呟くバーサーカー

サーヴァントがマスターについて知る必要なんてあるんだろうか?

「まぁ、作戦と言ってもバーサーカーはひたすら武器を振り回してくれたらいいんだけどね」

バーサーカーに複雑な命令をしてもうまくいくとは思えない
なるべく戦う以外の負荷をバーサーカーに掛けないようにしなくては…

「それで良いんですか?」

「うん、ただ私が合図したら私の方に来てね」

「うーん?よくわかりませんが了解しました!お姫様に必ずや勝利を!」





























深夜

「さて、こっちの準備もしないとね」

自室でバーサーカーが眠っているのを確認して以前購買の店員におまけとしてもらった幻を投影する懐中電灯を取り出す

私の策はバーサーカーへの魔力供給で発生する負荷を軽減させるだけだ

ランサーの防御を超えバーサーカーのランスを届かせる方法

1つだけ案がある

本来であれば魔法の領域だがこの完全にムーンセルに制御された世界でなら…まぁ、私の魔術回路が2本ほど消滅する程度で実現可能だろう

問題はそれで仕留めれなかったとき私はしばらく使い物にならなくなってしまう


「…………眠れないのですか?」

「!?」
いきなり声をかけられ心臓が止まりそうになる

声の主はバーサーカーだ、いつのまに起きていたんだ

「あぁ、バーサーカーか、起こしちゃった?」

窓から差し込む月明かりに照らされるバーサーカーの金髪がキラキラして美しい
月の中に居るというのに月明かりとは変な話だ

所詮は映像……だが美しい

「いえ、私はそもそも眠ってませんよ……お姫様が眠るまで傍でお守りするのが騎士ですからね」

そういえば毎朝目が覚めたときバーサーカーは先に起きていたな
あれは早起きとかそういうのではなくそもそも眠っていなかったのか…

「サーヴァントにとって睡眠なんて嗜好品みたいなものです、私にとってはお姫様を見つめているのが一番やりたいことですから」
まぁ、たまには眠っているんですけどねっとバーサーカーは言うとこちらへ近づいてくる

「えっと、そのバーサーカーどうしたの?」

「明日が不安でしたら私を抱き枕にどうでしょう?きっと安心して眠れますよ」
笑顔を浮かべるバーサーカーは同性の私から見ても魅力的なんだけどさ…


「バー
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