第58話
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目ね。」
セシルに尋ねられ、答えたロイドの答えを聞いたルファディエルは微笑み
「わ、私っ!?……い、いいけど……変なところ、触らないでよ?」
指名されたエリィは驚いた後顔を真っ赤にして呟き
「ぜ、善処させていただきます……」
ロイドは目をつぶって答えた。そしてデッキチェアにうつぶせになり、さらに胸を隠している部分を外したエリィの前にロイドは来た後手に日焼け止めクリームを塗り
「そ、それじゃあ失礼して…………」
エリィの背中に手を置いた。
「……ひゃあっ!?」
するとその時エリィは声を上げた!
「ゴ、ゴメン!大丈夫か?」
「う、うん……冷たくてちょっとびっくりしただけ。大丈夫だから、続けてちょうだい。」
「そ、そっか、じゃあ……」
エリィの答えを聞いたロイドはエリィの背や足、首筋に日焼け止めのクリームを塗り続けた。
(はあ、これは予想以上に心臓に悪いな……それにしてもエリィ、本当に綺麗だよな……肌なんて真っ白だし、パールグレイの髪がよく映えてるっていうか……)
「……ちょ、ちょっと。突然黙らないでちょうだい。まさか、いやらしい事を考えているんじゃないでしょうね?」
黙って自分に日焼け止めクリームを塗り続けるロイドにエリィは顔を赤らめて言った後、ジト目になり
「め、滅相もございません!(下手したら、マリアベルさんに本当に湖底に沈められる……!!……心を限りなく無にするんだ。とにかく無の境地に……!)」
エリィの言葉を聞いたロイドは慌てて答えた後、真剣な表情で日焼け止めクリームを塗る行為を再開し
「ロイドさん……なんだか東通りのお地蔵様のような顔になってるみたいですけど。」
リーシャは呆れた表情で呟き
「ふふ、ロイド。エリィさんが終わったら私達のほうもお願いね。」
セシルはロイドに微笑みながら言った。そしてエリィに日焼け止めを塗り終えたロイドは次にルファディエルに日焼け止めを塗ろうとしていた。
「じゃ、じゃあルファ姉。塗るよ。」
「ええ、お願いね。」
そしてロイドはルファディエルに日焼け止めクリームを塗りはじめ
(ルファ姉は子供の頃、背中を洗った事もあるんだ……子供の頃の純粋な気持ちなら落ち着いて塗れるはず…………)
ルファディエルに日焼け止めクリームを塗っているロイドは落ち着いた様子で塗り
(フフ、私に興奮しないように必死になっているわね。あの可愛かった子が随分と成長したわね……)
ルファディエルは苦笑した後昔のロイドの姿を思い浮かべ
(恋人の私を差し置いて、ルファディエルさんだと落ち着いているのが納得いかないわね……やっぱりルファディエルさんが最強の恋敵ね…………絶対に”一番の恋人”
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