第57話
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自分に味方してくれる仲間を大切にしているのかな?セリカさんとレシェンテさんがクロスベルに来て、今もリタちゃんと共に滞在しているのもエステルのお蔭なんだろう?)
二人の答えを聞いたロイドは重々しい様子を纏ってセリカを見つめた後二人を見つめて尋ね
(フフ……主が仲間思いである事は否定しませんが………エステルはその中でも特別ですね。)
(うむ。何と言っても自分がずっと求めていた愛する者――――アストライア……いや、サティアとの再会を実現させ、さらに全ての記憶を取り戻すきっかけを作り、生まれ変わったサティア自身を産む身じゃからな、エステルは…………どんな暗闇にも光を差すあの娘はまさに太陽のような存在だな。)
(そうだね。きっと”光の三太陽神”すらも越えているだろうね。エステルのおかげで主はこんなにも多くの人達と触れ合って、穏やかな時を過ごせるのだから。)
尋ねられたリタとレシェンテは微笑みながら答え、レシェンテの言葉にリタは笑顔で頷いた。
(確かに言われてみればそうだな……)
レシェンテの言葉を聞いたロイドは口元に笑みを浮かべ
(フフ、さすがはフィーナさん達の子孫……いや、”空の女神”の末裔と言った所かな?)
(そうか?あの性格はエステルのみとわらわは思うぞ?アドルやフィーナ、エレナはエステルと全然似ていなかったしな。)
(……”空の女神”の両親……一体どんな人達だったんだろう?)
微笑みながら言ったリタの言葉を聞いたレシェンテは不思議そうな表情をし、二人の会話を聞いていたロイドは真剣な表情で考え込んでいた。
「サ……ティ……ア……約……束…………」
するとその時セリカは寝言を呟き
(あ……見て、主が……)
セリカの寝言を聞いたリタは口元に笑みを浮かべているセリカを見つめて優しげな微笑みを浮かべ
(笑っておるな………もしかしたら夢の中でサティアと出会っているのかもしれんな。)
同じようにセリカを見つめたレシェンテは口元に笑みを浮かべた。
(…………さてと。俺はそろそろ行くけど……良かったら売店で何か買ってこようか?)
そしてロイドは静かな笑みを浮かべた後二人を見つめて尋ね
(あ、じゃあお願いします。私は甘いジュース―――――アップルジュースをお願いします。)
(わらわも同じで頼む。)
(わかった。セリカさんの分はどうする?)
(そうですね………一応、私達と同じ飲み物をお願いします。お昼御飯になった時は起こそうと思っていますから、その時に渡すつもりですので。)
(了解。)
そしてロイドはセリカ達から離れ、水際で砂で何かを作っているティオ
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