第56話
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ロイドがビーチバレーをしている仲間達に近づくと審判をリィン役にランディ、ノエル、イリア、ワジがそれぞれペアを組んでちょうどイリアがスパイクを決めた所だった。
〜湖水浴場〜
「―――よし♪」
スパイクを決め終えたイリアは頷き
「凄いですね……」
リィンは驚き
「くうう、流石ッスね……!!」
ランディは興奮し
「ボールが見えませんでした……」
ノエルが疲れた表情で溜息を吐き
「フフ、全身のスパイクを使った申し分にあスパイクだったね。さすがはイリア・プラティエと言ったところかな。」
「フフ、どういたしまして♪」
ワジは静かな笑みを浮かべて言った。
「す、すごい……!!」
その時ロイドは驚きの表情で呟いた。
「ああ弟君、見てたんだ?フフ、あたしの必殺技はどうだった?」
「は、はい……本当に凄かったです。」
「いや、マジで恐れ入ったッス。俺のスパイクも難なくレシーブされちまうし。」
「ワジ君も、ここしかないって所にトスしてイリアさんをアシストしてたし。」
「フフ、僕のはただのまぐれさ。それに君達もなかなかのコンビネーションだったじゃない。」
「やっぱり元々同じ警備隊だからチームワークがいいのか?」
ワジの言葉を聞いたリィンは口元に笑みを浮かべてランディ達を見つめ
「いや……正直、みんなハイレベルすぎて言葉も出ないくらいだよ。この調子で大会なんかに出たら、すぐにでも優勝を狙えるんじゃないか?」
ロイドは静かな笑みを浮かべて言った。
「フフ、まあ現実はそんな簡単にいかないでしょうけど、いいトコいくかもしれないわね。そうだ、次のゲームは弟君も混ざらない?一緒にビーチバレーを楽しみましょ♪」
「それじゃあ、お言葉に甘えて参加させてもらいます。と言っても、ビーチバレーのルールはあまり詳しくないんですけど。」
「基本は普通のバレーボールと同じですよ。違いを大雑把に言うなら、チームが二人一組だってことと砂浜でやるって所くらいですかね。」
「あと、実際は先に21点取ってようやく1セット勝利になるんだけど……今回は気軽に楽しもうってことで、1セット12点先取の変則マッチでやってるよ。」
「ふむ、なるほど……ひとまず問題はなさそうだな。」
ノエルとワジの説明を聞いたロイドは頷いた。
「まあ、細かい話は置いといて早速チーム分けと行こうじゃないか。さっきは審判をリィンにしてもらったから、次は誰か一人がリィンと交代して審判に回って、もう一人は休憩しとけばいいだろう。」
「そうね。それじゃ弟君、チームを組みたいパートナーを選んでくれるかしら?」
「わかりました、じゃあ――――ノエル、よろしく
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ