第53話
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細めてロイドを睨み
「し、している訳ないだろっ!?そんなとんでもない事!!」
睨まれたロイドは慌てた表情で答えた。
「(果てしなく怪しいな……)……ま、話を戻すがティオすけやシュリぞうはこれからに期待ってことで。まあ、もう成長する事のないリタちゃんやエルンスト、レシェンテちゃんは残念って事で。まあ、見た目はいいから、華にはなるな。」
ロイドの答えを聞いたランディはジト目でロイドを睨んだ後話を戻し
「………本人達……特にレシェンテが聞いたら怒り狂うぞ……」
「失礼だぞ、ランディ。あ……そう言えばキーアって泳げるのかな?聞いた事はなかったけど。」
ランディの言葉を聞いたセリカは呆れた表情で呟き、ロイドは突っ込んだ後ある事に気付いた。
「んー、大昔の事だし、本人も覚えてねぇんだろう。一応、溺れないように誰か見てた方がいいかもな。」
「ああ、そうしよう。」
そしてランディの言葉にロイドが頷いたその時
「フフ、ホント親バカだねぇ。」
セパレートタイプの水着を身に着けたワジがロイド達に近づいてきた。
「ワジ………?」
「も、もう着替えたのかよ?」
「ああ、外で待ってるよ。」
そしてワジは更衣室を出て行った。
「……―――怪しい。」
「確かに。」
「ああ、確かにそう言えるな。」
ワジが更衣室を出て行った後呟いたランディの言葉にヴァイスとギレゼルは頷き
「怪しいって……ワジか?そりゃいつも基本的に怪しいヤツだとは思うけど。」
3人の言葉を聞いたロイドは不思議そうな表情をした。
「いや、そうじゃねえ。俺達が喋っている間に素早く着替える手際のよさ。そして男女兼用にもなるセパレートタイプの水着……怪しくないか?」
「どこが怪しいんだかサッパリわからないんだが……」
ランディの言葉にロイドが戸惑ったその時
「―――性別か。」
セリカが静かな表情で言った。
「お、そっちはわかるか。つーか、アンタも人の事は言えねぇぞ?」
「クク……確かにその面だと女に見られてもおかしくない面だしな。」
セリカの言葉を聞いたランディは呆れた表情でセリカを見つめ、ギュランドロスは口元に笑みを浮かべ
「……この身体は”女神”であるサティアの物なのだから、俺が女性に見えるのは仕方のないことだ。」
二人の言葉を聞いたセリカは静かな表情で答えた。
「あの……まさかとは思いますけど、女性特有の身体つきではないですよね?」
その時リィンは冷や汗をかいてセリカを見つめ
「……力を失えばそうなるが……今は十分力があるから身体つきは男だ。」
「な、なるほど………」
セリカの答えを聞いて苦笑していた
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