第53話
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美容と健康にもいいしね。」
「フフ、お気遣い感謝しますわ。お伝えしたように、湖水浴場の受付は1Fアーケードの右翼方面にあります。そこで水着もレンタルできるので更衣室で着替えてくださいな。ちなみにルファディエルさん達の分も用意してありますので、彼女達にも楽しんでもらって下さい。……もちろん着替えるのは男子の方ですわよ?」
「いや、念を押さなくても。」
自分を睨んで念を押すマリアベルにロイドは苦笑しながら答え
「とにかく了解ッス。」
ランディは笑顔で答えた。
「湖水浴場は皆さんのために昼まで貸し切りにしています。午後からはテーマパークで存分に楽しむといいでしょう。そちらは行った事がある人も多いでしょうからお任せしますわ。それと夜は、迎賓館の方にディナーの席を用意しています。正装の必要はありませんから時間までに来てください。」
「わかりました。」
「至れり尽くせりで申し訳ないくらいだね。」
「フフ、どう致しまして――――よき滞在を。存分に羽を伸ばして下さいな。」
そしてマリアベルは部屋を出て行った。
「……何だかんだ言って凄く親切な人なんだよな。妙に敵視してくるのは勘弁して欲しいけど……」
マリアベルが去った後ロイドは口元に笑みを浮かべて言った後溜息を吐き
「ま、運命と思って諦めろ。それじゃあ早速、ビーチに行ってみるかね〜!」
ランディは口元に笑みを浮かべてロイドを見つめて言った後嬉しそうな表情で提案し
「フフ、そうだね。女性陣はどうしても準備に時間がかかるだろうし……先に行ってもいいんじゃない?」
ワジは静かな笑みを浮かべて頷いた後提案した。
「そうだな……それじゃあ一応、声をかけて行くとするか。」
その後ロイド達はそれぞれが泊まっている部屋に入って声をかけた後、男性陣であるヴァイス、リィン、ギュランドロス、セリカ、そしてギレゼルと共に水着を借りた後、同じように水着を借りたルファディエルとエルンストと更衣室前で別れた後、更衣室の中に入った。
「しっかし、今思ったが……特務支援課に入ってから最大のご褒美って感じだよな!?」
「まさに状況は天国だぞ、ロイド!」
更衣室の中に入ったランディは嬉しそうな表情でいい、ギレゼルは興奮した様子で言い
「さ、さすがに大げさだろ。確かにみんな、どんな格好をしてくるかちょっと楽しみだけどさ。」
「確かに……というかこんな機会、もう絶対にないだろうな。」
ロイドは苦笑した後口元に笑みを浮かべ、リィンはロイドの言葉に頷き
「フッ………水着か。俺としても初めて見るから全員の水着姿が今から楽しみだ。」
「……まあ、俺達の世界には水着というか、”水浴”という娯楽自体がないからな……
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