第4話 仕事
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たものだ。
ギルドに入ると、先程の男性が受付のローゼに話していた。
ローゼはハーフエルフのギルド職員だ。
「助けてくれ!いきなり山賊に襲われて、妻と娘が攫われた!!」
誘拐か!
「あなたのお名前は?」
「ファドだ」
「では、依頼書を作成します。ですが、急を要する話のようですので、すぐに仕事に移ってもらいましょう」
「ありがとう!」
「お聞きになられた通りです。どなたか、この依頼を受ける方は?」
山賊め、許せん!
「私たちがやろう!」
「たち、って。俺も入ってるのか?」
「当たり前だろう」
「……わかった」
私はシュトラーセと共にローゼに近付いて行く。
「私とシュトラーセで、一時的にパーティを組む」
「リベレさんとシュトラーセさんですか。…リベレさんがいらっしゃるなら、大丈夫でしょう。では、印を水晶へ」
「ああ」
「?」
私は右手の甲にしていた印を水晶に近付ける。
水晶が発光すると、依頼の受領が完了した。
同様に、私と同じようにシュトラーセも受領を完了した。
「山賊ということは、先日から目撃情報のある《ヴィントの森》だと思われます」
「わかった。よし、行くぞ!」
私はシュトラーセの返事を聞く前に、シュトラーセの腕を掴むとギルドを飛び出した。
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