暁 〜小説投稿サイト〜
空虚で無気力な青年が異世界で新生活〜改訂中〜
第4話 仕事
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
たものだ。

ギルドに入ると、先程の男性が受付のローゼに話していた。

ローゼはハーフエルフのギルド職員だ。

「助けてくれ!いきなり山賊に襲われて、妻と娘が攫われた!!」

誘拐か!

「あなたのお名前は?」
「ファドだ」
「では、依頼書を作成します。ですが、急を要する話のようですので、すぐに仕事に移ってもらいましょう」
「ありがとう!」
「お聞きになられた通りです。どなたか、この依頼を受ける方は?」

山賊め、許せん!

「私たちがやろう!」
「たち、って。俺も入ってるのか?」
「当たり前だろう」
「……わかった」

私はシュトラーセと共にローゼに近付いて行く。

「私とシュトラーセで、一時的にパーティを組む」
「リベレさんとシュトラーセさんですか。…リベレさんがいらっしゃるなら、大丈夫でしょう。では、印を水晶へ」
「ああ」
「?」

私は右手の甲にしていた印を水晶に近付ける。

水晶が発光すると、依頼の受領が完了した。

同様に、私と同じようにシュトラーセも受領を完了した。

「山賊ということは、先日から目撃情報のある《ヴィントの森》だと思われます」
「わかった。よし、行くぞ!」

私はシュトラーセの返事を聞く前に、シュトラーセの腕を掴むとギルドを飛び出した。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ