第3章:再会、繋がる絆
第55話「事件解決...?」
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?」
「...ふっ、お前に教えられるのか?」
「んなっ..!?鼻で笑われた!?」
いやだって...今まで授業でわからない所教えてたの僕だし。
「くそう...!なら、この問題はどうだ!」
そう言って見せてきたのは、休み前にはやっていなかった範囲の問題。
内容は算数で、立体の体積だ。これなら...。
「累乗の問題か。5の3乗...125だな。」
「暗算...だと...!?」
いや、前世は社会人だったし、この程度なら暗算余裕だろ。
まぁ、こいつは知らないから仕方がないけどさ。
「なぜだ...!この時お前は休んでいたはず...!」
「予習してたんだよ。というか、一つ下の学年で同じ事できる奴知ってるぞ。」
主にアリサとか。この前聞いた話だけど、授業が全部わかってしまうから授業中はノートに落書きしているらしい。
「くそ...!お前を笑ってやるチャンスだったのに...!」
「はっはっは。そうしたいのならまず僕と同じ成績になるべきだな。」
まぁ、僕は最近は魔法関連で欠席が多くなってるからオール5とかではないけど。
それでも平均4は取っている。
「.........?」
「ん?どうした?いきなり教室を見渡して。」
「いや...なんかな...。」
気のせい...か....?
「...席替えとかしてないよな?」
「当たり前だろ。見りゃ分かるだろ。」
「だよな...。」
どこか...教室の席に違和感を感じたが...。
「...しばらく休んで、少しボケたか?」
「いや...そんな事は...。」
...やっぱり、昨日も感じたけど、どこかおかしい。
「...とりあえず、久しぶりの学校だから、気を引き締めておかないと。」
「ああ。宿題とか忘れたりするもんな。」
「...忘れたのか。」
「休み明けのを...ちょっとな。」
こいつの場合、やってすらいなさそうだが。
ちなみに僕はちゃんとやった上に忘れていない。
「お前なぁ...。いい加減その癖直せよ?」
「いやぁ...いざとなれば見せてくれるだろ?」
「何度もはさすがに断る。というか、僕以外にも....以外にも...あれ?」
誰かの名前を出そうとして、その名前が思い出せない。
「お前以外にいないって。」
「...じゃあ、僕が断れば...。」
「やめてください死んでしまいます。」
...さっきから...いや、昨日からいろいろとおかしい。
何か...何か忘れているような...?
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