第3章:再会、繋がる絆
第55話「事件解決...?」
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間だが、家族の団欒を楽しんでくれ。」
「ありがとうね。貴方も、あまり無理はしないでね?」
「はい...。...あ、それと、優輝はちゃんと椿と葵に診てもらってから動くよう判断してくれよ?」
「わかってるって。」
そう言ってどこかへと行くクロノ。
多分、リンディさんや他の皆に報告に行ったのだろう。
「団欒...って言われても...。」
「何を話せば...。」
父さんと母さんは、久しぶり過ぎて何を話せばいいか戸惑う。
「...じゃあ、僕の今までの話を聞いてくれる?」
だったらと、僕がそう言いだす。
緋雪を喪うような、悲しい事もあった。
だけど、それ以外にも楽しい事などはあった。
そんな僕の今までを、母さんと父さんにも聞いてほしかった。
「...ええ。存分に話しなさい。」
「俺たちも、優輝の今までの暮らしとか、聞きたいしな。」
母さんと父さんも了承してくれたので、話し出す。
椿と葵は、話が終わるまで待っていてくれるようだ。
...数年振りとの家族との再会、そして語らい。
それは、前世や前々世の記憶とかを持っている僕が、“志導優輝”という一人の子供に戻れる、唯一の時間だった...。
「...じゃあ、父さんと母さんの事を頼むよ。」
「ああ。任せてくれ。」
そして翌日の夕方。
僕らは海鳴公園で一時の別れを行う。
「士郎さんによろしく言っておいてね。」
「分かってるよ。」
母さんたちに話した話の中に、士郎さんにお世話になっている事もあった。
だから、念を入れて士郎さんに言っておくように母さんに言われた。
「じゃあ...また。」
「ええ。またね。」
「できるだけ早く帰ってくるからな。」
そう言って、母さんと父さんはクロノに連れられてアースラへと帰った。
「...さて、俺たちも帰るか。」
「そうね。」
椿たちに声をかけ、僕らも帰路に就く。
ちなみに、なのはや他の皆は空気を読んでか先に帰っている。
「..........。」
「どうしたのー?早く帰るよー!」
「....あっ、ごめんごめん。」
ふと、何かが引っかかって足を止めていると、葵に催促される。
多分気のせいだろうと思い、今度こそ僕は帰路に就いた。
「おはよー。」
「おー、優輝。久しぶりだな。」
翌日、久しぶりの学校に登校する。
それなりの期間休んでたので、色々とやるべき事が溜まってそうだ。
「授業についていけるかー?なんなら俺が教えてもいいぞー
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