第3章:再会、繋がる絆
第55話「事件解決...?」
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かく、死亡扱いだとな...。」
まぁ、想定の範囲内にはあった事だ。そこまで驚きはしない。
「それと、しばらくの間、プリエールの集落の復興を手伝う事となっているが...これは僕ら管理局の仕事だ。嘱託魔導師である君たちの仕事ではない。」
「あー...ほとんど破壊されてしまったもんな...。」
ジュエルシードがあった祠を始め、集落の中心部分は完全に破壊されてしまっている。
事件が終わって“はい終わり”って訳にもいかないので人員を派遣するらしい。
「とにかく、君たちの出番はこれで終わりだ。後は僕らに任せて地球に帰るといい。....ご両親の事は僕らに任せてくれ。」
「...ああ。よろしく頼む。」
クロノ達なら上手くやってくれるだろう。
「...えーっと...クロノ...執務官?」
「あ、クロノでいいですよ。」
「...少し気になったんだが、労働基準法のような法律はそっちにないのか?」
父さんがクロノの外見年齢を見てそう尋ねる。
...まぁ、気になるよな。
「確か、地球の日本にある法律の一つでしたね。...管理局では、そういうのがありません。確かに、子供でも容赦なく戦場に駆り出されるのはおかしいと思います。ですが...。」
「...管理局は慢性的な人手不足で、まさに猫の手でも借りたい状態なんだ。...だから、成人していなくとも働けるなんて状態になっている。」
クロノの言葉に補足するように僕も説明する。
「それは...。」
「...僕からすれば、管理局は魔法に頼りすぎてるんだ。質量兵器を使えとは言わないけど、マジックアイテムとかで代用できないのか?」
「ここ最近、僕もそう思っているよ。...確かに僕ら魔導師は“魔法”にしか頼っていない。...魔力がなくとも扱える質量兵器でもない武器の開発を、あまり進めていないんだ。」
...それさえ解決すれば結構マシになるんじゃないのか?
「うーん...結構便利になるんだがな...。」
「...何もかも君のように使いこなせる訳ではないからな?」
それでも簡単な魔法の銃とかでも結構役立つと思うが。
地雷式のバインドとか、作りやすいと思うんだがな。
「....少なくとも、俺たちのような一般人がどうにかできる問題じゃない...か。」
「はい。...一応、同じような考えを持っている人が訴えかけているので、近いうちに少しは改善されるかと...。」
「...なんか難しい話になってしまったな。とりあえず、ここで話を切り上げよう。」
手をパンと叩いて、父さんは話を切り上げた。
...確かに、この状況に無粋な話だったな。
「明日には地球に着く。短い
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