プロローグ
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俺は戦う事が好きだ。いわゆる戦闘狂という奴だろう。
最初は漫画の影響で力試しをして見たくなり同級生の中でも1番強いと言われてる奴に戦いを挑んだ。皆、誰しもがぼろ負けすると思われてたみたいだが漫画の技をかけてみると案外簡単に倒せてしまった。
その頃から俺は自分の力を確かめにより強い相手を求めるようになった。相手をだんだん倒していくにつれ俺の周りには人が集まるようになった。
自分を俺に守って貰おうとする者、俺の力を認める者、俺の力を利用しようとする者、俺潰したい者、色々な奴がいた。
俺が戦いを挑み負けた奴が報復にくる。俺はいつしか挑むのではなく挑まれる方になっていた。
ある日の事
いつもの様に返り討ちにしていた。
「ここん所ハズレが多いな…」
退屈だー。と思いながら相棒(バイク)で走り出す。
バイクで走っていると後ろから暴音が聞こえてくる。多分、暴走族だろう。
「待てやぁコラァ!てめぇ!ウチの頭病院送りにしといてタダで済むとおもってんのかぁ!」
「逃げるかぁ…」
俺1人なら何とかなるかもしれないが流石に相棒(バイク)はタダでは済まないだろう。
アクセルを回しスピードを上げる。暴走族もそれに合わせてスピードを上げる。
(この道はカーブ続きだからまけるな)
腰を後ろにし、カーブの体勢に入る。
と同時に後ろから鈍器で殴られた衝撃が走る。
バランスを崩しバイクから投げ出され崖から落ちる。
崖から落ちる時刹那を感じた。後ろを見ると沢山のビンが空を飛んでいる。
(あれに当たったのか…)
下を見るとテトラポットが沢山ある。
(この前落ちれば俺は死ぬのか…?
何故だ…何でこんな死に方なんだ…
俺はこんな最後は望んでいないっ!
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌…………)
ボギャッ!
俺は死んだ。
どうやら俺はこの世に未練をあるらしく地縛霊になってしまったらしい。俺が地縛霊になって何十年たっただろう。俺を知っている奴らは全員死んだのだろうか。
ある日
目立つ格好をした女が不吉な笑みを浮かべて歩いてくる。その時何故か本能的に恐怖を感じ隠れた。
「あら?どうして隠れてしまうの?
別に滅っしに来たわけじゃないわ」
(なんだと…?この女俺が見えているのか…?)
「フフッ見えてるわよ。
私の名前は八雲紫。
貴方をある場所に招待しに来たわ。
今さっき貴方を知っている最後の人が亡くなられたわ。
つまり、貴方を知っている人はこの世に誰もいないって事になるわね。
このままいけば貴方は無になり転生する事も無くなるわ。
どう?これを聞いたら誰もが行きたくなると思うけど?」
(突然すぎて前半は
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